【音楽理論】作曲初心者がAudiostockの審査に1発で合格するまでに必要なこと

このページのまとめ
①基礎的な音楽理論の学習
②ほんの少しの編曲技術
③ミックス、マスタリング技術
④ほんの少しの耳コピ技術
⑤有料DAW(あると便利)

僕は、というより僕たちはCOIMA IESHIMA PROJECTとして、Audiostockにて音楽を配信しています。

Audiostockで音楽を配信するためには審査に合格する必要があり、その審査は年々厳しくなっているらしいです。

そんな厳しい審査に僕たちの曲を出した結果、ありがたいことに1発で合格できました。
(超うれしい。Audiostockの中の人ありがとうございます)

このページでは、作曲の知識が全くない人がAudiostockで音楽を配信できる程度の実力になるために、必要な知識や技術をご紹介します。

(追記)ちなみに、審査に一度落ちて再審査後に合格を頂いた曲もあります。

それについては、以下の記事をご覧ください。

ここからどうぞ

このページのまとめ・曲の構成を変更する・楽器を変えてみる・楽器の数を増やす・上手くないなら自分で演奏しない・ミックス・マスタリングをやり直す・一行説明を簡潔に、事実を述べる・タグの数を減らす・一度に多数の曲を申請しない 僕はAudi[…]

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Audiostockって?

まずはAudiostockについて簡単にご説明します。

どんなサービス?

Audiostockとは、日本最大級の著作権フリーBGM・効果音ストックサービス・・・だそうです。

著作権フリーの音源・音楽素材なら80万点から選べるAudiostock(オーディオストック)

https://audiostock.jp

要するに作曲者が曲をアップロードして販売し、音楽素材を必要とする人がそれらの曲を購入して、色々な用途に使えるWEBサービスです。

購入した曲はYoutube等の動画で使えたり、アプリやゲームで使えたり、テレビやラジオの番組で使えたりするみたいです。

使用用途の具体例 | Audiostock(オーディオストック)

https://audiostock.jp/help/usage

楽曲配信には審査が必要!?

前述しましたが、作曲者は曲をアップロードする際に、曲の品質審査に合格する必要があります。

しかも、その審査は年々厳しくなっているらしく、落ちる人も結構いる模様です。

そして、品質審査に合格したとしても、アップロードできる曲数の上限は5曲までです。

それから更に一定の品質基準をクリアすると上限が50曲になり、その上で販売実績や品質が認められた場合は無制限となる模様です。

僕たちは1曲アップロードしたら1発で合格をいただき、しかもいきなり曲数の上限が無制限になりました。

めちゃくちゃ嬉しかったです。

合格したのはこの曲です。

YouTube版↓

この曲を簡単に解説した記事も書きました。

ここからどうぞ

Audiostockにて、以下の楽曲の配信を開始しました。 https://youtu.be/5TsXKtb-qRk 一行説明:【ループ】砂漠のダンジョンっぽいBGM 曲名 :砂塵仮タイトルは漢字の感じ(激ウ[…]

つまり、Audiostockの審査に合格したということは、僕たちが作った曲は一定以上の品質があると認められたと言っても過言ではありません(?)。

流石に過言かな?

他にも曲をアップロードしていますので、もし良ければ聴いてください↓

日本最大級の著作権フリーBGM・効果音ストックサービス「Audiostock」

COIMA IESHIMA PROJECTさんのプロフィールページです。ライセンス販売中の作品や配信中の作品を掲載してい…

作曲初心者ほどAudiostockがオススメ

作曲初心者ほど、腕試しとして挑戦してみる価値はあると思います。

一人で曲を作っていたとしても、それが良いのかどうかを客観的に判断できませんし、第三者に公平な評価を頂ける機会もそうそう無いと思います。

第三者の審査があり、それに合格することは、”客観的に良いと判断されたこと”の証明になりますので、非常に大きな自信に繋がります。

自己肯定感ぶち上がります。
音楽の独学が、ちゃんと正しい方向に向かっていると実感できました。

また、もし審査に落ちた場合でも何が悪かったのかをメールで教えてくれるそうです。

そこを修正して再審査をお願いして・・・と繰り返していると、自然と実力がついてくると思います。

しかも、登録自体は無料で出来ますし、もし誰かにご購入頂いた場合は収益となります。

なので、作曲を始めた人はとりあえずAudiostockに合格することを1つの目標にしてみるのも良いと思います。

どんな知識や技術が必要?

本題です。

そんなAudiostockの審査に合格するために必要な知識と技術をご紹介します。

①基礎的な音楽理論の学習

言わずもがな、ある程度「曲」といえる程度のモノを作る技術は必要です。

そのためには相応の音楽理論を知っていた方が圧倒的に楽です。

とはいえ、本当に基礎的な理論だけを使って作った曲でも、全く問題ありません。

上でご紹介した曲も、Aメロ部分のコードはDmしか使ってませんので・・・。

恐らく、このサイトで公開している音楽理論(基礎編)程度の知識があれば、普通に合格できると思います。

ここからどうぞ

このページは、音楽理論を全く知らない作曲初心者が簡単な音楽理論をざっくりと学びながらとりあえず1曲作ってみる事を目指すページです。 作る曲はこれです↓ https://youtu.be/35Qd4at7Qng 実際の[…]

最低限、キーやスケール、ダイアトニックコードとその機能くらいを、何となく把握しておくだけでも効果的かと思います。

②ほんの少しの編曲技術

作った曲は、コードに対してメロディとベース、パーカッションをただ単に付けただけの、シンプルなものでも良いと思います。

しかし、せっかくなのである程度音数を増やした方がクオリティが高く聴こえます。

④ともリンクしますが、ほんの少しの編曲技術とは、「なんかショボいな?」と感じる曲に音を足して、ある程度の音の迫力を出せる程度の技術で大丈夫です。

ピアノやハープ、ギターなどでのアルペジオを追加したり、後ろで小さくストリングスを鳴らすだけでも結構変わるので、僕は多用しています。

ご参考まで。

③ミックス、マスタリング技術

これは僕にもありません(断言)。

なので、そこはプラグインでカバーしてもらっています。

ある程度のミックスとマスタリングはAIにおまかせして、その後の微調整を自分でやる方法にしています。

そんな僕がよく使用している、ミックスとマスタリングをAIが行ってくれる素晴らしいプラグインはコチラです。

値段をご覧になった方は少し驚いたかもしれませんが、色々とセットになってお得なものがありますので、購入する場合はそちらをオススメします。

僕はセットで購入しました。

ミックスやマスタリングの初心者は、これらのプラグインを使うだけで、曲のクオリティが1段階上がります。

使い方等を簡単にご紹介していますので、もし宜しければご覧ください。

ここからどうぞ

こんな人におすすめ・ミックスとマスタリングがわからない作曲初心者(僕)・ミックスとマスタリングに時間をかけたくない人(僕)・簡単に制作楽曲のクオリティを上げたい人(僕)・僕 作曲や編曲が完了したとしても、まだ「音楽」としては完成して[…]

④ほんの少しの耳コピ技術

②ともリンクしますが、これもほんの少しでいいです。

僕も精巧な耳コピはできていません。

しかし、いろいろな曲を聴く時には「いまどんな楽器が鳴っている?」「いま何種類の楽器が鳴っている?」「その楽器が鳴らしているのは何?コードを刻んでいる?白玉?アルペジオ?」等と考えながら聴いています。

そうすると、自分の曲に迫力がない時、何が足りないのかを考えやすいです。

とりあえず僕は「アルペジオを足す」「ストリングスを足す」「パーカッションを増やす」の3パターンで考えることが多いです。

そういった案は、既存の曲を聴いてどのようにしているかを参考にしています。

なので、まずはその程度のレベルで良いので、曲を聴いて何となく分かるようになっていれば、色々と捗ると思います。

(追記)そうして考えた、音楽の要素についての個人的なまとめを記事にしました。

ご参考になれば幸いです。

ここからどうぞ

こんな人にオススメ・自分で作った曲が微妙にショボいと感じた人・何か音が足りない気がするけど、何を足して良いかわからない人・既存の曲を分析しやすくなりたい人 作曲した後は編曲をするのですが、せっかく編曲したのに「なんかショボいな・・・[…]

⑤有料DAW(あると便利)

パソコンなどで音楽を作るためのソフトウェアをDAWといいます。

僕が最初の方に使っていたDAWは、iPhoneのGarageband でした。

学生時代にSonar(現Cakewalk)とCubaseの使い方がよくわからなくて挫折しました。
そんな時に偶然iPhoneに乗り換えて、そのままiPhoneのGaragebandが使いやすかったので使っていました。

このサイトでもiPhoneでの作曲方法は公開していますが、やっぱりスマートフォンよりPCの方が出来ることも多いですし、良い音も出せます。

そして、無料のDAWより有料のDAWの方が更に出来ることも多いです。

なので僕は、現在MacのLogic pro(有料)をメインで使用しています。

Logic proは、Garagebandの機能拡張版と考えても良さそうです。
iPhoneのGarageband(無料) < MacのGarageband(無料) < Logic pro(有料) の順に出来ることや音源が増える印象です。

ですが、最近のDAWはどれも使いやすく進化しているみたいで、その上機能も大きな差はないっぽいので好きなものを選べばいいと思います。

※ちなみに、Logic proはMac専用ソフトなので、Windowsでは使用できません。

なので、どのDAWにして良いかわからない場合は、恐らく日本で一番スタンダードなDAWであるCubaseにすれば間違いないと思います。

使い方がわからなければ、本もいっぱい売ってますし、今ならネット上に情報を載せてくれている人も多いです。

これとか良さそうですね↓

Cubaseに、僕が使用しているプラグインの廉価版が付いてるみたいです。

その他なら、Studio OneやFL Studioなどもあります。

既にWindowsのPCを持っている人は、上記のDAWから選べば、まず間違いないと思います。

(上記以外でも良さそうなものはいくつかありますが、割愛します)

もしPCを持っていない人や、PCを買い替えたい人はMacを買って、それに最初から無料で入っているDAWのGaragebandで作曲してみると良いです。

それで、Garageband の操作に慣れたらLogic proを購入する、というのが一番オススメです。

僕がそんな感じなので・・・。

Macはリセールが良いですし、機能の割にはLogic proが一番安いというのもあります。

※既にWindowsのPCを持っている人は、わざわざMacを買い直さなくてもいいと思います。

まとめ

作曲初心者であればあるほど、Audiostockの審査に挑戦してみるのも良い

Audiostockに合格するために必要な
・基礎的な音楽理論の学習
・ほんの少しの編曲技術
・ほんの少しの耳コピ技術

これはこのサイトの内容だけでも問題ないはず。
あとはコレ、そして気合

・ミックス、マスタリング技術
これはプラグインにお願いすればOK

・有料DAW
これはお好みで選べばOK

もしこのページをご覧頂いている作曲家の卵がいらっしゃいましたら、お互い頑張りましょうね。

再審査後に合格した曲については、以下の記事をご覧ください。

ここからどうぞ

このページのまとめ・曲の構成を変更する・楽器を変えてみる・楽器の数を増やす・上手くないなら自分で演奏しない・ミックス・マスタリングをやり直す・一行説明を簡潔に、事実を述べる・タグの数を減らす・一度に多数の曲を申請しない 僕はAudi[…]

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