防音室が欲しかったので、OTODASU買いました!
簡易防音室である「OTODASU」を購入しちゃいました。
念願の防音室ですよ・・・QOL爆上がり間違いなしなのでは?
ということで、簡単にではありますがレビュー等してみようと思います。
※この記事の内容は改造前のものです。
現在は改造して活用しています。
改造過程と、その結果についての記事はコチラです↓
先日、OTODASU を購入しました。 [sitecard subtitle=ここからどうぞ url=https://rikiya-ieshima.com/otodasu230506 target= blank] (fun[…]
以下から本題です。
購入に至るまでの経緯
最初に、何故買おうと思ったかについての自分語りが始まるので、OTODASUの情報だけを知りたい人は飛ばしてもらっても大丈夫です。
参考程度にどうぞ。
自宅で練習できる環境は最高
まず簡易防音室をなぜ買おうと思ったか・・・ですが、主に自宅で比較的自由に音楽の練習がしやすい環境が欲しかったからです。
話は変わりますが、僕は自動車レースの練習を気軽にできるように、自宅にレーシングシミュレーターの環境を持っています。
PC、ハンドルコントローラ、コックピット等で約50万円くらいですかね・・・。
結構な出費ではありますが、そもそも実際にサーキットで走ると非常にお金がかかります。
サーキットの会員になるための年会費、実際の走行料金、車のメンテナンス費用に交通費、もちろんガソリン代も・・・。
数万円かけても数時間の練習しかできませんので、普通の会社員の給料では十分な練習が出来るはずがありません。
そんな悩みを解消する方法の一つが、「自宅にレーシングシミュレータを導入する」事でした。
もちろん、あくまでもシミュレータですので実際にサーキットで走るよりは練習の質は劣るでしょう。
その代わりに、レーシングシミュレータは初期投資をすれば無料でいくらでも自宅で練習できますので、練習量は莫大に増やすことができます。
それにより、結果的にパフォーマンスの向上が望めると考えました。
で、その目論見は割と的中していて、たまにしかサーキットを走らない人よりは成長スピードが早かったと思います。多分。
閑話休題
つまり僕の経験則ですが「質は高いけど量は少ない練習」より、「質が高くなくとも量をこなせる練習」の方が成長しやすいと考えます。
個人差あります。量と質を両立できれば一番いいですけどね。
その発想を音楽に当てはめると、「たまにスタジオで練習する」より、「自宅ですぐに気軽に練習する」方が上手くなると考えました。
で、それを叶えるために自宅ですぐに気軽に練習できる環境というのが「防音室の導入」だという結論に至りました。
どれを買うかの検討
買うことは決まりましたので、次はどれを買うかを決めます。
まずは買える条件を考えて、候補を絞ってみましょう。
・予算は20万円くらいまで
・自宅に置ける大きさで、可能な限り大きいヤツ(ギター弾けるくらい)
・将来的に引っ越し出来る様に組み立て式のヤツ
・賃貸に置きやすいヤツ
・防音性能はぼちぼちでも、改造すれば良い
この条件に当てはまりそうな防音室を調べてみます。
商品名 | S-OTODASUⅡ LIGHT 12×12 | だんぼっち グランデ | ライトルーム LL | おてがるーむ |
---|---|---|---|---|
性能 | -20dB以上 | 約-30dB | Dr-15 (-15dB?) | 約-27dB |
内寸 W×D×H[cm] | 120×120×190 | 104×104×192 | 115×130×218 | 91×121×194 |
税込価格 | 145,300円 | 127,500円 +送料 | 162,800円 +送料 | 198,000円 |
公式サイト | コチラ | コチラ | コチラ | コチラ |
候補としてはこんな感じでしたね。
(ガチ防音室は重いしお金がないので無理です・・・。)
これらの条件を考え、性能と価格と内寸のバランスが一番良さそうで、改造すれば性能も上げられそうなS-OTODASU Ⅱ LIGHT 12×12にしました。
最終的にだんぼっちと迷いましたが、OTODASUの方が少し広く、樹脂製なので飲み物をこぼしても何とかなりそうで、見た目もオシャレなのでOTODASUにしました。
ちなみに、OTODASUにはこれより大きい「OTODASU Ⅱ DEKA」(内寸 W:160×D:160×H:189[cm])がありますが、部屋の広さ的に置けないです・・・。
また、候補として挙がっていた「だんぼっち」と「OTODASU」について、徹底的に比較した記事を書きましたので、もしよかったらご参考まで。
家に防音室が欲しい・・・。 もし自宅に防音室があれば、音楽活動が非常に手軽にできますので、防音室が欲しい人も多いのではないでしょうか? テレワークや配信活動などにも大変便利ですよね。 ですが、通常は防音室の設置には数十万[…]
購入〜完成まで
何を買うのか決まれば、あとはノリと勢いでポチれば完了!
迷ってるヒマはねぇんだよ後悔は買ってからにしろ
楽天市場で買いました。(鬼の分割払い)
※発送先によってカートに入れる商品が変わるので注意です。
配送〜搬入
4月1日に購入して、お届け予定日の連絡が来たのが4月5日、そして実際に届いたのが4月27日なので、購入してから家に届くまで約4週間程度かかりました。
梱包サイズは140cm×200cm×10cmくらい、重さは約20kgのダンボールが2箱で届きます。
受け取り当日なのですが、運送会社の人が配送してくれるのは家の前までなので、家の中に入れるのは自力で頑張る必要があります。
なので、もし手伝ってくれる人がいるのであれば、事前にお願いしておいた方が良いと思います。
ぶっちゃけ組み立てよりも部屋の中に入れるのが一番しんどかった。
搬入経路は大丈夫かどうか、手伝ってくれる人がいるかどうかはちゃんと考えておきましょう!マジで!
特に2階以上に住んでいる人は注意です。
また、デカいダンボールなので運送会社の人に「これ何ですのん?」って聞かれました。組み立て式の防音室ですと答えました。
ウキウキで開梱
なにせ梱包サイズがデカいので、開梱作業も一苦労です。
ダンボールと大量のプチプチが発生するので、処分が少し面倒です。
入っているものは主に
・壁×2
・配線を通す穴が空いた壁×1
・扉をつける壁×1
・扉×1
・天井×1
・天井につける回転式の蓋×1
・床×1
・各種ロックパーツ
です。
組み立て
組立自体は簡単です。
壁を立てて合わせてロックパーツを入れて、そのロックパーツを回せば完了。それを繰り返すだけです。
一人でのんびり組み立てたので、搬入から組み立て完了まで約1時間程度かかりました。
テキパキやればもっと早く出来ると思います。
各部のレビュー
組み立てが完了したところで、色々と確認してみます。
内部の印象
前述の通り、S-OTODASUⅡ LIGHT 12×12は内寸120×120×190[cm]であり、そこそこ広いので圧迫感はそれほどありません。
材料はプラダンという情報がありましたが、ホームセンターで売っている普通のプラダンとは比較にならないほどの厚みや強度があります。
厚さ1cmくらいの樹脂製の板って感じで、一般的なプラダンっぽさはありません。
飲み物をこぼしても染み込んだりしなさそう。
だんぼっちだとダンボール製なので、もし飲み物こぼしたらどうなるんでしょうかね・・・。
角っこの隙間
天井の四隅に約1.5cmの隙間があります。
体感ですが、天井に可動式の通気口がある関係もあり、天井部の防音性が若干甘い気はします。
ただ、それほど大きな隙間ではないのでなんとかなるのでは?と思いますね。
配線を通す穴
配線を通す穴が空いている壁が1面あり、右下側に穴が空いています。
S-OTODASUⅡ LIGHT 12×12は幅と奥行が同じなので、配線を通す穴が空いている壁は扉以外の3面のどれにすることも出来そうです。
僕は扉の左側の壁にしました。
扉の下の隙間
扉の下には約1cmちょっとの隙間が空いています。
通気性は良いのでしょうが、防音性が低下する原因になりますので懸案材料の一つですね。
扉は立て付けが悪い
扉は真ん中にある取っ手を引いて、マジックテープで扉と本体が閉じられる仕組みです。
しかし、立て付けがあまり良くないです。
というのも、取っ手が真ん中にしかないので、真ん中はちゃんとマジックテープが密着して隙間なく閉じられるのですが、扉の上部と下部は取っ手がないのでマジックテープがちゃんと密着してくれないのです。
防音性を高めるのであれば、何か対処した方が良いと思いますね・・・。
机とか入れてみる
まず、ナフコで1500円くらいで買ったジョイントマット(58cm四方×4枚)を敷きました。
同じものではないですが、こんな感じのやつ↓
その後、机と椅子とギターを入れてみました。
入れた机はこれです↓
机の幅が100cmなのは良いのですが、奥行き50cmだと防音室内が少し狭い印象です。
とりあえず椅子に座ってギターを弾くことは出来そうですが、結構窮屈です。
机の奥行きは40cmまで、椅子も出来るだけ小さめが良いかも
肝心の防音性能は?
さて、メインコンテンツの防音性能についてです。
測定方法は、適当に音を出してみて、内部と外部の音量差を騒音計で測ります。
また、OTODASUの扉と天井は閉じた状態にします。
そして、音の発生場所は2パターンで行います。
①OTODASU内に音源を置いた場合
(内部から外部への防音性)
②OTODASU外に音源を置いた場合
(外部から内部への防音性)
正式な測定方法は分かりませんので、あくまでも参考値としてお考えください・・・。
使用する音源は、Splatoon3のサウンドトラックからC-sideのClickbiteです。
個人的な趣味と作曲の勉強のためにサントラを買いました。 今回は「Splatoon3」のサウンドトラック「Splatoon3 ORIGINAL SOUNDTRACK -Splatune3- 」を買ったのでレビューします。 […]
今回使用する騒音計はコチラ↓
測定した動画がコチラ↓
内部から外部への防音性能
内部:約73dB → 外部:約53dB = 約-20dB
音源をOTODASU内にセットし、外部との音量差を確認しました。
OTODASUの中でギターを弾いたり歌ったりした時に、外部に漏れる音がどれくらい減少するかの参考値です。
結果的には約-20dBとなり、カタログ値の通りでしたね。
70dBは 掃除機の音・電車の車内・蝉の鳴き声くらい、
50dBは静かな事務所・エアコンの室外機くらいだそうです。
動画を見ていただければ分かると思いますが、結構音量は小さくなっていると思います。
実際に体感としても結構小さくなっている気はしました。
もちろん完璧な防音ではありませんが、効果はある程度十分ではないでしょうか。
外部から内部への防音性能
外部:約71dB → 内部:約56dB = 約-15dB
音源をOTODASU外にセットし、内部との音量差を確認しました。
OTODASUの外から聞こえてくる音を、どれくらい減少してくれるかのテストです。
つまり、OTODASUの中がどれくらい静かなのかの確認ですね。
結果的には約-15dBとなり、内部から外部への防音性能よりは少し低かったです。
体感としては若干小さくなっている気はしますが、気休め程度でした。
外部からの音を遮断できる静かな空間が欲しい人にとっては、改造は必須かなぁ・・・と思います。
まとめ
・個人的にはOTODASUの防音性能は満足。
・内部→外部は約-20dB
・外部→内部は約-15dB
今後の改造予定
今後は色々と手を加えて、さらに防音性能を高めてみようと思います。
・遮音シートを貼る
・吸音材を貼る
・天井は塞いでしまう
・扉の立て付けを改善する
とりあえずこんな感じで想定。
というわけで、改造しました。
先日、OTODASU を購入しました。 [sitecard subtitle=ここからどうぞ url=https://rikiya-ieshima.com/otodasu230506 target= blank] (fun[…]
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