ダンロップの27CX200(18×20)を発売前に貸与いただきました!
ダンロップの「#シンボックスラケットSUMMIT&期間限定モニター」として、2026年11月7日発売予定の新型「CX200(18×20)」をお借りしました。

普段はダンロップのSX300 LITEや、ウィルソンのBURN 100Sといったスピン系のラケットを使っているのですが、今回のCXは98平方インチ・305g・18×20という、かなりコントロール系のスペックです。
発売前のラケットを使用させて頂けるとは・・・!
ダンロップ様、貴重な機会をありがとうございます。
ということで今回は、そんな新型CX 200(18×20)を実際に使ってレビューしてみます。
モニターとして貸与いただいているラケットですが、忖度無く感じたことをそのまま書きますね。
27CX200(18×20)を実際に見てみる
まずは外観やスペックから見てみましょう。
27CX200(18×20)の主なスペック
◆新型CX 200(18×20)の主なスペック◆
フェイス面積:98平方インチ
平均重量:305g(フレームのみ)
平均バランスポイント:315mm(フレームのみ)
フレーム厚:21.5mm(均一)
全長:27インチ
ストリングパターン:18×20
メーカー希望小売価格:40,700円(税込)
発売日:2026年11月7日

98平方インチ・305gというツアー系スペックであり、ストリングパターンが18×20となっています。
いわゆる黄金スペックより、競技志向かつコントロール重視のモデルですね。
18×20のCX 200は、2025年にブラックの限定モデルとして登場していましたが、今回は通常ラインアップに加わりました。
製品の詳細はダンロップ公式の新CX特設ページでご確認ください。
カラーリングとフレーム形状
カラーはレッド×ネオンレッドという、CXシリーズらしい赤系です。
前作や前々作と比べると、黒が減ってオレンジが増えた様な見た目ですね。

ステンシル入りで嬉しい。
フレームは21.5mm均一の薄いボックス形状です。
私の他のラケットは全てラウンド形状なので、少し新鮮さがあります。


また、今回のCX200ロゴは縦書きになったそうです。


18×20の密なストリングパターン
個人的に一番目を引いたのが、やはり18×20の密なストリングパターンです。
SX300 LITEは16×18なので、並べるとマス目の細かさがかなり違います。
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縦も横も2本ずつ多いので、CX200はかなり密ですね。
一般的には、密なストリングパターンほどストリングの動き方が変わるといわれており、密なほどスピンやパワーよりコントロール重視と言われています。
ストリングパターンはダンロップも非常に創意工夫しているらしいので、奥深い世界ですね。
ストリングとグリップ
モニターラケットは、ダンロップのICONIC ALL 1.30が45ポンドで張られた状態で届きました。

ICONIC ALLはパワーとコントロールを両立したオールラウンドさが特長のマルチフィラメントナイロンストリングです。
オーバーグリップにはTOUR-TAC(黒)が巻かれていました。
オンラインサミットで聞いたところ、物性値にも自信がある商品だそうです。

グリップの巻き方が綺麗すぎて感動しました。
オーバーグリップ巻いてないんじゃないかと思うくらいです。
ダンロップの方は「ラケットとストリングとグリップのマリアージュをお楽しみいただきたい」と話されていました。
なので、ダンロップが用意したセッティングのまま試してみます。
マリアージュマリアージュ。
16×19と18×20はどう選ぶ?
オンラインサミットにて、「CX 200の16×19と18×20は、何を基準に選べば良いのですか?」と質問してみました。
いい質問ですねと褒めてもらってニヤニヤ嬉しかったのですが、ちゃんと回答もいただけました。
16×19:コントロールを重視しつつ、スピンもかけたいプレイヤー
18×20:フラット系のショットを主体にするプレイヤー
ただし、今回の18×20のストリングパターンによくある「難しい」「飛ばない」という印象とは違い、柔らかく、飛びも確保しているという説明でした。
女性でも扱いやすいとおっしゃってました。
スペックから感じるハードさは、心配ないかもしれませんね。
CXシリーズはフェイスサイズや重量の違うモデルも多いので、自分のスタイルに合ったものを選べるのも魅力的です。
27CX200(18×20)を実際に打ってみた
さてさて、実際に打ってみましょう。

今回はメーカーが張り上げたICONIC ALL 1.30を45ポンドで、何度か使ってみたインプレです。
振り抜き|305gでも意外と振りやすい
まず持って振ってみると、想像していたより重く感じませんでした。
フェイスが98平方インチと少し小さいことや、315mmのトップライト寄りのバランスも関係しているのかもしれません。
305gだから重いのかなと思ってましたが、案外振り抜きが良いラケットでした。

ちなみに、フレーム+ストリング+オーバーグリップ+グリップバンドの総重量は329gでした。
打感|柔らかいのにフレームはしっかり
打感については、柔らかいのにフレームはしっかりしているという印象です。
私の感覚では、SXシリーズがストリングの動きやスナップバックによる柔らかさだとすれば、CXはフェイス全体がトランポリンのようにたわむ柔らかさという感じですね。
一方で、強いボールを打っても打ち負けたり、面がブレたりするような感じはほとんどありませんでした。
ダンロップの公式発表では、新型CXはフレームの面内剛性を柔軟にしてホールド感を高め、一方で面外剛性を高めてねじれを抑える設計と説明されています。
さらに中心軸周りの慣性モーメントを従来比で約7%向上させ、面ブレによるエネルギーロスを抑えているそうです。
こういうギミックとかロジックの話が好きなんです。
ストローク|高さと奥行きのコントロールが良い
ストロークについて、やはりコントロールモデルなだけあってコントロールは抜群に感じました。
なかでも特筆したいのが「高さと奥行きのコントロール」です。
コントロールといえば左右方向をイメージしがちですが、今回のCXではどれくらいの高さで、どれくらい深く飛ばすかを調整しやすく感じました。
飛び自体は悪くない(むしろ18×20を加味すると飛ぶほうかも)ものの、パワー系やスピン系の黄金スペックラケットのようなアシスト感は薄いです。
だからこそ、安心してスイングできますし、スイングできるからコントロールもしやすいのかもしれません。
表現するなら、プレイヤーの入力が、そのままロスなくボールに反映されるラケットというイメージですね。
弾道は比較的低めですが、球持ちが良いので軌道は上げやすいです。
ただ、擦り上げるスピンよりも厚い当たりのフラットドライブ系のボールが打ちやすいと思います。
ダンロップの人が言ってたとおりですね。
打感から得られる情報も率直で、ミスショットをした時に「なぜミスしたのか」が分かりやすい感覚もありました。
スピン|アシスト感は薄いもののエッグボールは打てる
18×20でナイロンストリングを張ってるので、理論上はスピンはかけづらいスペックです。
ですが、なにぶん球持ちが良いのでスピン性能は案外悪くなく、エッグボール系のスピンも問題なく打てました。
ただし、これは私のスタイルがスピン系だからというのはあると思います。
CXがスピンを強くアシストしてくれる感覚は少ないので、スピンアシストを求めるなら素直にSXシリーズの方が良いと思います。
なおスライスは、思っていたよりノビを出せず弾道が低くなってネットミスが出ました。
スライス練習中なもので・・・。慣れが必要ですね。
サーブ|厚い当たりがキモになりそう
サーブは特に厚く当たった時のコントロールとスピンの両立がいい感触でした。
やはり飛び感のコントロールに関しては高性能なのでしょうかね。
このラケットは厚い当たりがキーポイントな気がします。
強く回転をかけようとするより、しっかり当てながら回転を加える方が合っていそうです。
ボレー|面ブレが少なく取り回しもいい
ボレーでも面の安定感がありました。強いボールを受けてもフレームが負けるような感じが少ないです。
また305gの割に取り回しが良く、ボレーでラケットを操作する際にも重さはそれほど気になりませんでした。
このへんは、打感の柔らかさとフレームのしっかり感がうまく両立している印象ですね。
ただ、スライス系のボレーよりは押し出す系のボレーのほうが得意なラケットかもしれません。
グリップ|TOUR-TACが思った以上に良かった
今回巻かれていたTOUR-TACですが、これが思ったより良かったです。
多少手汗をかいても滑りにくく、最近買った安価な黒いウェットグリップより一段上の使用感でした。
気に入ったので、思わず買いました。

以前にはドライグリップ「U-SWEAT」を試して気に入ったので、ダンロップのグリップテープは隠れた名作揃いですね。
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汚れが目立つのが嫌で、最近は黒いグリップを愛用しています。
ラケットだけでなく、グリップまで収穫があったモニターになりました。
27CX200(18×20)の良かったところ・気になったところ

ここまでの使用感を簡単にまとめてみます。
27CX200(18×20)の良かったところ
・305gでも振り抜きがいい
・18×20でも打感が柔らかい
・面ブレが少なく、強いボールにも打ち負けにくい
・厚い当たりのフラットドライブが打ちやすい
・高さと奥行きのコントロールが良い
・ナイロンストリングでもエッグボールを打てるスピン性能
・スイングと球筋が一致しやすい
いい意味で「普通」のラケットというか、思った通りのことができるラケットという感じです。
出来ないことや大きく苦手なことが無い、対戦ゲームで例えるならオールラウンダーな主人公タイプですね。
マリオテニスでいうマリオです。
とにかくフレームがしっかりしている上に打感もよく、打感から得られる情報の分解能も高いように思います。
打った瞬間自分の球筋がわかりますし、ミスショットの場合はどういうミスなのかをラケットが教えてくれる感じですね。
もしこのラケットを使って出来ないことがあるなら、それは自分のプレイングを見つめ直す良い機会かもしれないと気づかせてくれるような、いわば「人を育てるラケット」という印象を感じました。
27CX200(18×20)の気になったところ
・飛びは良いもののパワーやスピンのアシスト感は控えめ
・スライスは予想より弾道が低くなり、慣れが必要だった
・良くも悪くも、プレイヤー自身の打ち方がそのまま出やすい
・SXやFXのような、おもしろギミック(※)が見た目にわからない
※グロメットの配置や形状、スロートの溝など
・遠くで見たらYONEX VCOREやWilson DEFYERと見分けがつかない
悪い意味でも「普通」のラケットなので、おもしろギミックがパッと見でわかりづらいのです…。
(注意:おもしろギミックは本来パッと見で分かる必要はない)
SXはグロメットが大きかったり三角だったり、スロートに溝があったりしますよね。
FXはグロメットが波打っていたりと、見てすぐ分かるギミックがあるんです。
その点CXの特長は「洗練されたストリングパターン」「ロスのないフレーム設計」など、使って実感するタイプなので、なんかこう、もっと好奇心がそそられるギミックが欲しいのです(わんぱく)。
また、今回のCXのレッド×ネオンレッドの配色だと、遠くで見ると真っ赤なのです。
近年のラケットではYONEX VCOREやWilson DEFYERが赤一色のシンプルデザインなので、パッと見ではどれかわかりづらいのが面白みに欠けますね・・・。
以前のモデルだと遠くで見てもCXだと分かるので、個人的にはもっとレッドとネオンレッドの色差を大きくするとか、やっぱり黒を差し色として入れたかったです。
27CX200(18×20)が向いている人
・戦略的に球種やコース、高さ、深さを使い分けて戦う人
・コントロールで翻弄したい人
・打感から得られる情報を重要視したい人
・プレーの引き出しが多い人、増やしたい人
逆に、ラケット側のパワーやスピンのアシストを求める人は、別モデルを選んだ方が良いかもしれません。
CXだけでも種類は多いですし、例えば16×19のCX200という選択肢もあります。
まとめ|プレーがロスなく反映されるラケット

27CX200(18×20)を何度か使ってみましたが、98平方インチ・305g・18×20というスペックのイメージほど難しいラケットではありませんでした。
打感は柔らかく、特に高さと奥行きのコントロールは秀逸。
スピン性能も低くはなく、特段苦手なことがないラケットかと思います。
これをダンロップのシリーズで例えるなら、
SXやFX=「出来ることを増やしてくれる」ラケット
CX=「出来ないことを減らしてくれる」ラケット
というイメージなのかもしれません。
スイングがそのままボールに過不足無く反映されるので、球筋に説得力があります。
ミスショットをした時に、なぜそのミスが起きたのかを自覚しやすいです。
また、技術がある人なら自分がイメージした球筋の通りに戦いやすい。
基礎に忠実であるがゆえに応用が効くという感じですかね。
公式が言う「手のひら感覚」とは、よく言ったものですね。
今回はICONIC ALL 1.30を45ポンドで張った状態でしたが、ストリングを変えた時にどう変化するのかも気になります。
ダンロップ的には、ポリストリングでは「エクスプロッシブ・ツアー」がマッチするそうです。
まとめると、27CX200(18×20)は、自分で弾道や球筋を作って戦略的に攻めていくプレイヤーにはかなり面白い一本だと思います。
参考:住友ゴム工業(2026年10月23日)「ダンロップ硬式テニスラケット CXシリーズ7機種を新発売」
SX・FXは「出来ることが増える」、CXは「出来ないことが減る」表現がお上手で思わずコメント! #シンボックスラケット
— Dunlop Tennis Japan_ダンロップテニス (@dunloptennisjp) October 27, 2026




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