虹の世界だよりでは、旅立ったペットの名前と写真を登録し、あの子の「今」を見守れます。
今では当たり前のように写真をアップロードする仕様になっていますが、最初からこの形だったわけではないのです。
最初はイラストのアイコンを使う予定でした
最初に考えていたのは、いくつか用意したイラストの中から、その子のアイコンを選んでもらう方式でした。
実際に、試作版として作っていた「リスモとライムの虹の橋だより」の時点では、チワワのイラストを使っていました。
イラストなら画像の容量も小さく済みますし、アップロード処理も必要ありません。
ただ、どうしても引っかかる部分がありました。
それは、イラストだと「あの子そのもの」ではなく、「あの子に少し似た犬の絵」になってしまうことです。
虹の世界だよりで作りたかったのは、ただ可愛いペット風のイラスト閲覧サイトではありません…。
飼い主さんが画面を見て、その子に思いを馳せる場所にしたかったんです。
アイコンメーカー方式も考えました
次に考えたのが、ユーザー自身でペットのアイコンを作れる方式です。
犬種、毛色、模様、耳の形、毛並みなどを選んで、その子に近い見た目のアイコンを作れるようにするイメージでした。
ゲームでいうと、NintendoのMiiの犬版のようなものです。
これなら、単に用意されたイラストを選ぶだけよりは、その子に近づけられるかもしれません。
ただ、この方式にも限界がありました。
そもそもエディターの実装が結構技術的にハードでしたし、どれだけパーツを増やしても、結局は「その子に似た絵」でしかありません。
しかも、犬種、毛色、模様、体格、耳の形など細かく対応しようとすると、必要なパーツが膨大になります。
そして何より、そこまで作り込んだとしても、やっぱり「似顔絵」であって、その子自身ではありません。
写真を登録できる形にした理由
そこで思いついたのが、ユーザー自身がその子の写真をアップロードできる方式でした。
飼い主さんが選んだ写真であれば、イラストよりも遥かに自然に「その子」を感じられます。
虹の世界だよりが目指すものには、一番合っているのではないでしょうか。
画像は軽量なWebPに変換すれば、動作の軽さやサーバー容量も何とかなりそうかな…と思いました。
犬だけでなく、猫やハムスターにも対応できそう
写真アップロード方式にしたことで、思わぬ大きなメリットが見つかりました。
それは、犬だけでなく、猫やハムスターなどにも対応しやすくなったことです。
というのも、最初の「リスモとライムの虹の橋だより」時点では、犬しか対応する予定はありませんでした。
もしイラスト選択制にしていたら、どうしても用意した種類の中から選ぶ形になります。
全ての犬種すら対応するのは難しいので、猫やハムスターなどは実装できる余裕はなかったでしょうね。
でも、写真であれば、その子が犬でも、猫でも、ハムスターでも、うさぎでも、小鳥でも登録できます。
これから先、動物種を増やすことにも対応しやすいでしょう。
今後サービスを広げていく上でも、写真アップロード方式にしたのは正解だったと思っています。
名前は自由に決められるようにしました
名前については、最初から自由に決められるようにする予定でした。
一方で、名前の変更については少し悩んだ部分があります。
虹の世界だよりを作っていく上で、「わんぱくレインボーリレー」というコンテンツを実装してみました。
そこでは、リレーを通じて他の子とおともだちになることがあります。
ですが、虹の世界だよりのサービスを使っていくうちに、ユーザーが名前を変更することで、実質的に別の子として使い始めるケースも考えられます。
その場合、前の子のおともだち情報をそのまま引き継ぐのは、少し違和感があります。
たとえば、リスモとしてサービスを使っていたユーザーが、ペット情報を変更してライムとして使い始めたとしましょう。
すると、リスモとして出会ったおともだちを、ライムに変更したあともそのまま引き継ぐことになります。
「その子のおともだち」としては少し不自然になりますね。
なぜなら、あくまでもリスモのおともだちであり、ライムのおともだちではないからです。
なので、名前を変更した場合は、わんぱくレインボーリレーのおともだち情報をリセットする仕様にしました。
おともだちはシビアに集めるコレクション要素ではありませんから、まぁ重く考える必要はないかなぁ…と思っています。
とはいえ、それでもその子の名前は、できれば初回登録時にしっくりくるものを選んでもらえたら嬉しいですね。
AIがセキュリティを高めすぎたエラーも…
開発において、ChatGPTとCodexをガンガン使ったのですが、セキュリティを高める段階でトラブルがありました。
それは「アップロードした画像はプライバシーに関する情報になりうるから非表示にする」という実装にされたことです。
ここまで頑張って考えてたどり着いた写真アップロードですが、プライバシーの観点では確かに良くないと言えば良くない…。
とはいえ、先ほど言った通り、写真方式は虹の世界だよりの実装において非常に大きなブレイクスルーです。
変えるメリットがあまり思いつきません。
そもそも、虹の世界ページは、ユーザー自身が非公開設定にもできます。
なので、プライバシーの観点的には非公開設定があるので良しとし、それ以上の配慮が必要ならイラストでご利用いただければ…と思いました。
写真アップロード方式はサービスの核かも
アイコン選択→アイコン制作→写真アップロードと仕様変更しましたが、良い感じに煮詰まったと思いますね。
もし余裕があれば、アップロード数を増やして、気分によって選択できるようにしたり、アルバム機能を作っても面白いかもしれませんね。
それ以外にも実装したいことも多いですから、余裕があれば、ですけど…。


コメントを書く