ボカロ曲を10曲作りました。
一旦一区切りとして、ここまでの内容をまとめてみます。
1〜10曲目を作った時に考えていたこと

最初の10曲は、いろいろ試しながら「ボカロ曲を作る」という作業そのものを知ることを意識していました。
ボカロ曲作りには、作曲・作詞・編曲・ミックス・マスタリング、そして動画化という工程まであります。
改めて並べると、音楽を作るだけでなく、小さな制作物を何度も積み重ねる作業なんですよね。
コード進行を作り、メロディを置き、音色を選び、歌を整え、聴ける形に仕上げて、最後に動画にしてアップロード・・・。
工程が多いぶん、何が正解かも分かりにくく、何から手をつければいいのか迷いやすいです。
だから1〜10曲目は、完成度よりもまず一通り最後までやってみることを優先しました。
一人でやるには、やはり工程が多すぎますから・・・。
最初から高いハードルは設けず、とにかく作業に慣れて要領を掴むことを重視していました。
100点を目指すと終わらないので、“満足ではないけど、特別不満でもない”ラインを探していた気がします。
曲調も好みのものだけに絞らず、コンセプトを持った曲も作ってみました。
好みの範囲だけに閉じず、いろいろ試してみたかったからです。
単純に作ってみたいという好奇心も当然あります。
いろいろ試してみないと、分からないことは分からないままですからね。
また、歌詞はわりとその場のノリです。
最初にコンセプトを決めて、その世界観を作りながら書き始めます。
内容はだいたい、自分の主観的な感想や思いですね。
歌詞については、良いものを書くことよりも、まず形にすることを優先していました。
特に書き始めで止まりやすいので、そこが一番難しいですね。
10曲やって身についたこと

10曲作ってみて、いくつか成長を感じる部分がありました。
- 好みのコード進行の型(オンコード多用)ができた
- 音のちょっとした違和感に気づけるようになった
- 好みの曲の傾向や方向性がぼんやり見えてきた
- 音楽理論への理解が深まった
- 楽器の演奏力も少し上がった
特に大きかったのは、好みのコード進行の型(オンコード多用)ができたことです。
困った時でも、自分の好みを取り入れると、なんとなく良い方向にまとまりやすくなりました。
また、違和感に気づけるようになったのも重要です。最初は「なんとなく変かな?」で終わっていたのが、少しずつ「ベースが違う」「コードに違和感がある」「音が足りない」といった形で、違和感の正体と対処法が分かるようになってきました。
好みの方向性が見えてきたのも、10曲やったからこそですね。
ぼんやりしていた好みを、以前より具体的に捉えられるようになってきました。
とはいえ、課題はまだまだあります。
- メロディが思い浮かばない
- 歌詞の書き始めが思いつかない
- 自分の曲がすごく良く聴こえる時と、駄曲に聴こえる時がある
- 楽器ももっと上手くなりたい
このあたりは、たぶん作り始めた人が一度は通る壁っぽいですね。
特にメロディと歌詞は、技術だけでなくアイデアの出し方の型が必要だと感じています。
それと、同じ曲でも「良い曲に聴こえる時」と「駄曲に聴こえる時」があります。耳のコンディションや気分、特に睡眠時間で評価が変わるので、最終的にはいつ聴いてもある程度納得できるレベルを保てるか、その基準を持つことが大事なのかもしれません。
というか、課題を挙げるとキリがないです・・・。
まぁ10曲作った程度で、音楽の何が分かるんだという話ではあるのですが・・・。
ただ、10曲の時点で「何が分からないのか」が増えたのは、むしろ前進の証拠だと思っています。
何事も、できることが1つ増えると、できないことが2つ見えてくるものです。
特に大きな課題は?

現時点での大きな課題は、制作の設計を整えることだと思っています。
作業スピードが遅く、アイデア出しにも時間がかかる
10曲作るのに約2年半。さすがに時間がかかりすぎました・・・。
途中でスプラトゥーンにハマったり、ブログを書いたりもしていましたからね。
とはいえ、現実的に音楽だけに全振りできるわけではないので、ここはなんとか仕組み化したいところです。
AIなどのツールも進化しているので、うまく活用しながら実力をつけつつ、もっとペースを上げたいですね。
特に「メロが出ない」「歌詞が出ない」といった場面で、アイデア出しの補助として役立ちそうです。
歌詞や構成がワンパターン
ほとんどの歌詞が、自分語りのような内容になっています。
これは良くも悪くも自分の武器だと思うのですが、引き出しとして別の視点も欲しいですね。
構成も、イントロ→Aメロ→Bメロ→サビのような定番が多めです。
王道なので悪いわけではないのですが、10曲作って少しマンネリも感じたので、今後は意図的に崩してみたいです。
Bメロをなくす、サビから始めるなど、どれか一つだけ変えるだけでも十分変化になりそうです。
誰向けの音楽なのかがまだはっきりしていない
先ほどの歌詞の話にも繋がりますが、“言いたいこと”を書くより、“言ってほしいこと”を書いた方が共感を生むのではないかと思っています。
もっと言えば、我ながら「リスナーがわざわざ僕の曲を聴く理由がまだ弱いのでは」と感じています。
とはいえ、まだ10曲。ここから自分のブランディングをもっと強くしていきたいですね。
10曲の大まかな振り返り

今までの10曲は、大きく「好み」と「挑戦」の2種類に分けられます。
好み:足跡、Aged child、エデン、名札のない胸に
挑戦:Rainy Life(リリースカットピアノ)、Trick nor Treat(ハロウィン)、ONE WAY MY WAY(片思い)、乱舞の調べ(和風)、イルミネイト(冬)、風月の調べ(和ロック)
好みグループにも挑戦した要素はありますが、基本的には好みの範囲でのアレンジです。
好みグループは安心して作れる反面、新しい発見は少なめです。
逆に挑戦グループは、作るたびに壁にぶつかるものの、そのぶん学びも多かったと感じます。
挑戦グループは、好みかどうかよりも、試してみたいことを優先して作っていました。
学びは挑戦グループの方が多かったとしても、やはり自分が好きなのは好みグループの曲調なんですよね。
だから今後は、好みの曲調の中にも挑戦する部分を入れる作り方が良さそうだと思っています。
次の10曲(11〜20曲目)をどう作るか
次の10曲は、ある程度コンセプトを固めて作ってみます。
- 好きな曲調で固定する
- 好きな歌詞の方向性で固定する
- 質をある程度保ちつつ、スピード重視で量産する
固定することで悩む量を減らし、結果としてブランディングにも繋げたいという考えです。
曲調は、ギター・ピアノ・ストリングスを軸にしたものに寄せていこうと思っています。
やはり自分が好きな曲調の方が作りやすいですし、方向性もまとまりやすいです。結果的に“らしさ”も作られていくと思います。
あとはスピード重視です。1曲ごとに100点を狙うのではなく、60点で公開して次で更新するくらいの感覚でもいいのかもしれません。
公開しなければ、他人から見れば作っていないのと同じですからね。
まとめ
音楽は難しいです。特に一人で全部やると、勉強しなければならないことが本当に多いですね。
10曲作って実感したのは、結局のところ続けること・完成させること・発表することが大事だということです。
焦らず、一歩ずつ着実に成長していきたいです。
というわけで、次の11〜20曲は好みの曲調に寄せつつ、スピード重視で量産してみます。
どんな曲ができるのか、楽しみ半分、不安半分です。


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