先日、ダンロップから新型の硬式テニスストリング「エクスプロッシブ・ターボ」が発売されました。
そのPRキャンペーンの一環として、モニター募集されていたので応募したところ、当選し(てしまい)ました!

こんな俺でええんか…ありがとうダンロップさん。
今回は、そうしてモニターキャンペーンでいただいたダンロップ エクスプロッシブ・ターボ 1.25mmを、実際に自分で張って使ってみた感想をまとめます。
パワー感がしっかりありつつ、自然にスピンもかかる攻撃型のポリストリングという印象でした。
エクスプロッシブ・ターボとは?

エクスプロッシブ・ターボは、ダンロップが2025年10月に発売した新作ポリエステルストリングです。
ダンロップテニスストリング エクスプロッシブ・ターボの製品詳細です。独自の先進テクノロジーと妥協なき製品開発によって生み…
コンセプトは「#圧倒するパワースピン系ポリ」で、スピン性能とパワー性能を高い次元で両立することを目指して作られています。
素材には、高純度・高粘度のポリエステルを採用し、ダンロップ独自の八角形断面形状を組み合わせることで、しっかり飛ばしつつ、スピンもかけやすい設計になっている・・・らしいです。
公式情報を見る限り、ただグリグリ回転をかけるためだけのストリングというより、パワーのあるボールを打ちながら、スピンでしっかりコートに収めたい人向けのモデルといえそうですね。
パワー系ラケットとの相性も打ち出しており、NEW「FX」シリーズ(#光速弾道モード)と特に相性がいいらしいですね。
エクスプロッシブ・ターボ 1.25mmのセッティング

今回のセッティングは以下の通りです。
- ラケット:ダンロップ SX300 Lite
- ストリング:エクスプロッシブ・ターボ 1.25mm
- テンション:縦44/横42 Lbs 2本張り
モニターキャンペーンでいただいたストリングですが、張りも実打も自分で行いました。
ストリングマシンを持っているので、こんなことも気軽にできますね。
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張ってみた。多角形ポリとしては張りやすい!

エクスプロッシブ・ターボを張るときに感じたのは、多角形ポリの中では扱いやすいということでした。
ストリングをまとめる結束バンドを切っても暴れにくく、切り出しもしやすいです。
ねじれもそれほど気にならず、張る時に強いクセで困る感じはありませんでした。
ストリングの伸びは普通くらいで、ただ柔らかいだけではなく、少し芯のあるしっかりした印象があります。
とはいえ、ガチガチして扱いづらい感じでは全くなく、素直です。
表面はわりと滑らかで、多角形ポリにありがちな角の主張もそこまで強くないので、クロスの通りも悪くないですね。
同じ8角形であるヨネックスのポリツアーレブのようなサラサラ感はないですが、標準的なストリングと変わらない滑らかさはあると思います。
感覚的には、丸ポリに近いくらい張りやすい多角形ポリという印象でした。
結びやすさも問題なく、全体としてかなり標準的で張りやすいストリングだと思います。
打ってみた。パワー感があり、フラットドライブと相性が良い!

では、実際にコートに持っていって使ってみます。
パワー:強い!
実際に打ってみて、まず感じたのは飛びの良さです。
ポリとしてはしっかりパワー感があり、ボールが前に出てくれます。
ただ飛ぶだけではなくスピンもちゃんとかかるので、力強くコートに収まるボールが打ちやすいと感じました。
スピン:それなりにかかる
スピン性能については、いわゆる「勝手に超回転がかかる」タイプではありません。
ただ、自分でしっかり振って回転をかければ、自然にスピンが乗る感覚があります。
このあたりは、グリグリスピンで高い弾道で戦うタイプより、フラットドライブで攻める人に向いていると感じます。
苦手なバックハンドも軽い力で力強く打てますし、それでいてコートに収まるので嬉しくなりましたね。
打感:柔らかくはないかも
また、打感はやや硬めです。
というのも、僕は普段1.20mmの柔らかいストリングを好んでいるので、今回の1.25mm は硬く感じるのかもしれませんね。
とはいえストリング自体が硬い感じではなく、スナップバック量が小さいために硬く感じるような感覚です。
柔らかく包み込む感じや、強いホールド感、スピン量を求めるタイプのストリングではない気がしますね。
ソリンコ ハイパーGやトアルソン レンコンデビルスピン、そしてダンロップ エクスプロッシブ・バイトのような、多角形ガットによくある引っ掛かり感もあまり無く、丸ポリの使用感に近いと感じました。
その代わり弾き感があり、打ちごたえはしっかりあります。
弾道:ちょい高め
弾道は少し高めでした。
ただし、中ロブ気味に持ち上げすぎると、思ったほど回転量が出ずにアウトしやすいです。
打った瞬間「あ、これはアウトや・・・」と分かるような感じですね。
そのため、薄く擦り上げるスピンより、厚い当たりのフラットドライブの方が合いやすいです。
コントロール:ふつう
コントロール性能は特別にすごく良いという感じではないですが、とはいえ暴れにくいです。
特段良し悪しもなく普通くらいですが、スピンがかかるので左右の角度はつけやすいのではないでしょうか。
自分から強気にストロークしていくと、スピンがかかってコートにおさまる。
だから強気にまた狙える・・・。みたいな好サイクルを作れそうです。
サーブ:フラットとスピンが好印象
サーブでも、このストリングのパワー感は感じやすかったです。
フラットサーブは球速を出しやすそうで、しっかり叩いた時の伸びが思ったよりあります。
やはりこのストリングは、前に飛ばす力があるタイプだと感じますね。
スピン系のサーブも良い感じでした。
ただ、ストリング自体にパワーがあるので、回転量をやや意識して打った方がちょうど良い印象でした。
一方で、振り抜きの面では少し気になる点もありました。
僕は普段1.20mmのストリングを愛用しているからか、なんとなくヘッドが重く感じる場面がありました。
ストリング自体が重い可能性は断定できませんが、この点は今後もう少し使いながら見ていきたいところです。
ボレー:面の安定感と弾き感が強い
ボレーでは、面安定と弾き感の強さが印象に残りました。
しっかり面を作って当てた時には、安心感があります。
打球が弱々しくなる感じも少なく、前で決めにいくボレーには合いやすそうです。
その一方で、タッチ系の繊細なプレーは少し難しさも感じました。
というのもストリング自体にパワーがある分、思ったより深く飛ぶんですよね。
細かい加減が必要な場面では、少し気を使うかもしれません。
なので、柔らかい感覚でドロップしたい人より、しっかり弾いてスパッとボレーを決めたい人向けだと思います。
耐久性:悪くなさそう。ただしスナップバックの低下は早め
耐久性については、現時点では悪くなさそうです。
ノッチの入り方を見る限り、極端に削れやすい感じはなく、それなりに耐久性はありそうでした。
ただし、ストリングの戻りが悪くなるのはかなり早く、30分くらい使った時点で、指でずらすとギギギっとなりました。
スナップバック性能の低下は早めかもしれないので、ボールを潰して回転をかけられる人向けですかね。
テンション維持については、まだ張りたてに近い段階なので判断保留です。
ただ、スナップバック性能とノッチの入り方を見るに、“おいしい時期”が過ぎるのは早そう、でも総合的な耐久性は高そう…という印象ですね。
プレースタイルによるけど、僕はエクスプロッシブ・バイトの方が合いそう

今回使ってみて特に感じた部分です。
僕自身は、パワーを犠牲にしても薄い当たりでスナップバックを活かして、グリグリとスピンをかけて、高い弾道で戦うディフェンシブなタイプです。
そのため、同じダンロップのストリングで選ぶなら、自分はエクスプロッシブ・バイトの方が合っていそうだと感じました。
エクスプロッシブ・ターボもスピンがかかりますが、自分から強く擦って高弾道を作るタイプというより、厚い当たりでしっかりボールを潰しながら、自然なスピンで攻めていくオフェンシブなタイプの選手に向いていそうです。
簡単に言えば、ダンロップのスピン系ストリングは、攻めのターボ、守りのバイトといったイメージですかね。
なので、僕が使った感想としては
もっと引っ掛かり感が欲しい・・・思ったより回転がかからなくてスッポ抜ける・・・
という感じですが、サークルの他の人たちに打ってもらったところ、
これはものすごく良い!
パワーがあるのに、ちゃんとスピンがかかってコートに収まる!
という感想を言っていました。
このあたりは、プレースタイルの向き不向きがあるように感じますね。
僕のスタイルにはベストマッチではないかもしれませんが、そんな僕でもフラットドライブに関しては今までのストリングで一番力強く打てる感覚がありました。
慣れの問題もありますし、プレーを合わせ込められれば、非常にポテンシャルが高いストリングだと感じます。
これを機に、攻めのテニスを練習したいと強く思えるストリングですね。
個人的には、スナップバックが自分のテニスの肝なので、ストリンググライドを塗るといい感じにスナップバックして、結構スピンがかかって好感触でした。
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エクスプロッシブ・ターボが向いている人・向いていない人は?

さてさて、そんなエクスプロッシブ・ターボに向いている人と、向いていないかもしれない人の特徴を考えてみます。
向いている人
- パワー感のあるポリを使いたい人
- パワーを犠牲にしないスピンが欲しい人
- フラットドライブ系で攻めたい人
- 厚い当たりでしっかり押していく人
- 打ちごたえのあるやや硬めの打感が好きな人
- 守るより攻めるテニスをしたい人
向いていない人
- 柔らかい打感を求める人
- 強いホールド感が欲しい人
- グリグリスピンで高弾道を作りたい人
- 薄い当たりで擦って回転量を稼ぎたい人
- タッチや繊細さを重視したい人
基本的に、多くの人が満足できる性能のポリストリングだと思います。
反面、僕のようなグリグリスピンかけたい人など、ちょっとニッチなスタイルに応えるストリングではないかもしれませんね。
総評:パワーとスピンを両立した超攻撃型ポリ

エクスプロッシブ・ターボ 1.25mmを使ってみた感想を一言でまとめると、パワーとスピンを両立した超攻撃型のポリでした。
特に印象が良かったのは、以下の項目です。
- パワー
- 自然にかかるスピン
- フラットドライブとの相性
- 張りやすさ
一方で、スピンがかかるとはいえグリグリスピン特化という感じではありません。
また、柔らかさやホールド感を求める人にもちょっと違うような気もします。
個人的にはかなり好評価なストリングでしたけどね。
でも、次張るなら1.20mmゲージを試してみたいです。
細ゲージにすると、回転量や球持ちの印象も変わりそうですし、僕にはそっちの方が合ってると思います。
エクスプロッシブ・ターボは、パワーとスピンを両立しつつフラットドライブでしっかり攻めたい方は、一度試してみる価値のあるポリだと思いました。
タイヤメーカとしても名を馳せるダンロップさん、ターボができたことですから、次はスピンとコントロールを両立した「エクスプロッシブ・スーチャー」とか開発してくれませんか?(うそ)






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