【レッツ4パレット】セルが回らない不調を修理した話【原付バイク】

原付がセルでエンジン始動できなくなりました・・・。

通勤用の愛車である原付バイク(レッツ4パレット:CA41A)ですが、最近セルスタータースイッチにてエンジン始動が出来なくなりました。

一応直ったので、その備忘録です。

AD

症状のまとめ

まずは症状のまとめです。

◆セルスタータースイッチにてエンジン始動ができない
・キックスタートは出来る
・バッテリーは12Vくらいあり、異常は無さそう(前回交換:約1年前)
・セルスタータースイッチを押すと、カチッという音が鳴るだけで、セルモーターが動かない

近頃は「たまにセルの調子が悪い日があるなぁ」くらいの頻度でしたが、ここ1週間くらいは全くセル始動が出来なくなったので、もう修理するしかないと思いました。

キックスタート出来るので乗れるには乗れるんですけど、やっぱ不便ですよね。

症状を見るに、原因としては以下の3つを考えました。

(1)スターターリレーの接点不良
(2)セルモーターの故障
(3)バッテリーの劣化

バッテリーについては1年ほど前に交換しましたし、キックスタートで普通に走行できる上、電圧的にも問題ないと思ったので可能性は低そう。

台湾ユアサのバッテリーを使用しています。
価格と品質、ブランド力を考えると一番良いと思いました。

バッテリーに問題がないと仮定すれば、スターターリレーかセルモーターに原因がありそうですね。

で、修理するためにはどちらを優先すべきかを考えます。

とりあえず、手間も金額もかからない順で優先順位をつけまして、スターターリレーを交換して直らなければセルモーターも交換と計画しました。

スターターリレーの交換

まずはスターターリレーを交換してみます。

今回の症状的には、セルスイッチを押すと「カチッ」という音はします。
つまりはバッテリーからスターターリレーへの導通は問題無さそうです。

ただ、リレー内部の接点が上手く作動しておらず、セルモーターまで電気が届いていないのでセルモーターが動作しない・・・という可能性を考えました。

前まではセルスタート出来たり出来なかったりしたので、リレーの接点の調子が悪い可能性もあるかも・・・と。

ただ、セルスイッチを押すと「カチッ」という音がなるので、リレー自体は生きてる可能性も高いかも。

ということで、これで直れば良いなぁくらいの希望で交換します。

交換は簡単で、足元のバッテリーが入ってるところを開けます。

汚ッ!

バッテリーのマイナス端子を外して、スターターリレーを引っ張り出します。

とりあえずマイナス端子を外せば何とかなります。
これがスターターリレー

白い出っ張り(結構固い)を押して、何とか外しました。
これで交換ができます。

んで、今回用意したのはコチラです↓

純正のやつ
←旧 新→

案外見た目的にはそれほど劣化していない気もしますが、内部が壊れてる可能性があるので交換します。

取り付けは外した順番の逆をすればOKなので、簡単です。

で、スターターリレーを交換した結果、何の改善もありませんでした。

セルスイッチを押すと「カチッ」という音が鳴っていたので、スターターリレーはちゃんと生きてた・・・。
疑ってスマンかった。

セルモーター交換は面倒くさいので、スターターリレー交換で直ってくれたら良かったんですけどね・・・。

セルモーターの交換

面倒なんですけど、セルモーターを交換します。

交換手順は「マフラー取り外し→リアタイヤ取り外し→セルモーターのカバー取り外し→セルモーター取り外し」を行い、セルモーターを交換したら逆の手順で取り付けます。

マフラーとリアタイヤは、見えてるネジとかを取り外すだけなので割愛します。

で、マフラーとリアタイヤ、セルモーターのカバーを取り外した状態がコチラ↓

これがセルモーター(ボルト1つ外した後で写真撮りました)

結構スペースが狭いので作業性が悪いのですが、エクステンションバーとボールジョイントを使えば楽勝です。

僕はTONEの工具を愛用しています。

セルモーターが本体に固着してたので、ラスペネ使ったりマイナスドライバーでコジったり左右にカタカタ揺らしながら引っこ抜きました。

結構硬かった

セルモーターに配線が繋がっていますので外します。

根本のゴムカバーをずらして、出てくるネジをドライバーで外せばOKです。

この見えてるネジで配線が付いてる

これでセルモーターが外せます。

あとは交換するだけですね。

ちなみに、今回用意したセルモーターはコチラです↓

セルモーターの開封前に写真撮るの忘れたので、取り付け後の写真で・・・。

ピカピカ

交換できたら、あとは逆の手順で元に戻せば良いです。

一番手こずったのがマフラーの取り付けでした・・・。
あんまり良くないと思いますが、本体を倒して何とか取り付けました。

んで、元に戻せたら試しにセルスタートしてみると、ちゃんとエンジン始動出来ました。

つまり今回の症状の原因はセルモーターの故障

まとめ

直って良かったです。

今回の作業のまとめとしては、「セルスイッチを押してもカチッと音が鳴るだけでセルモーターが動作しない場合は、セルモーター故障の可能性がある」ということでした。

もちろんそのバイクによっては、似た症状でも別の原因の場合もあるとは思いますが、参考になれば幸いです。

作業時は手袋した方が良いです。
面倒なので素手で作業したらめっちゃ汚れました。

AD