ギターでの作曲を気軽に!「CAGED理論」で使うコードの種類を絞る

ギターで作曲しやすくなる方法を考えました。

音楽には、一般的にはキーは12種類あります。(メジャーキーのみで考えると)

それぞれのキーで使われるコードは7種類あり、それぞれに機能が与えられています。

前に作った表

詳しくはコチラ↓

ここからどうぞ

このページで伝えたいこと・コードは「主要和音」「代理和音」の2種類がある・コードにはそれぞれ機能(トニック、サブドミナント、ドミナント)がある。・コードの機能はディグリーネームによって決まる 前回、1つの曲に使う主なコードは7種類だ[…]

上の表を全部覚えるのはちょっと数が多くてしんどいどすね・・・。
ギターであれば、全てのコードの抑え方も覚えないといけませんし・・・。

なので、使えるコードをもう少し絞って、少なくしてみます。

具体的には19種類(Ⅴm♭5を使用しなければ14種類)まで少なく出来ます。
それが、CAGED理論です。(命名:わし)

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CAGEDシステムについて

まずは、この考えの元になった「CAGEDシステム」(けーじどしすてむ)という考え方についてご紹介します。

僕もざっくりとしか理解できてません。
ただ、自分は理解できていないということは理解しています(無知の知)。

CAGEDシステムとは『全てのギターのコードの押さえ方は、「C」「A」「G」「E」「D」コードの押さえ方(とそれを少し変化した形)で演奏できる』という考え方です。

言い方を変えると「1つのコードの押さえ方は5種類存在する」とも言えます。

簡単な例として、Eコードの押さえ方とFコードの押さえ方は同じという解釈です。
(カポタストを1フレットに付けてEコードを弾くとFコードになりますね)

んで、Fコードの押さえ方で2フレット分上にずらします(3フレットをセーハする形)。
または、カポタストを3フレットに付けてEコードを押さえます。

すると、そのコードはGコードになります。

Fコードをキー+2にするとGコードになり、
Eコードをキー+3にするとGコードになりますよね。

こうして生まれたGコードは、一般的なGコードの押さえ方と違うと思います。
この新しい押さえ方のGコードが、俗に言う「EフォームのGコード」です。

一般的なGコードの押さえ方は、「GフォームのGコード」と言えますね。

この様な感じで、1つのコードの押さえ方は「Cフォーム」「Aフォーム」「Gフォーム」「Eフォーム」「Dフォーム」の5種類ありまっせ〜という感じです。

また、各フォームでボイシングが変わるので、響きの雰囲気もまた少し違って聴こえます。

という訳で、このページではあまり深く触れませんが、CAGEDシステムを完全に理解すれば、フレットポジションやら押さえ方による構成音の違いなどの理解が格段に深まる模様です。

僕ももっと頑張って勉強します。

CAGED理論とは

では、僕が思いついたCAGED理論についてご紹介します。

多分CAGEDシステムを理解している人にとってはものすごく当たり前の内容です。

全てのキーはCAGEDで表現できる

CAGEDシステムは『全てのギターのコードの押さえ方は、「C」「A」「G」「E」「D」コードの押さえ方(とそれを少し変化した形)で演奏できる』という考え方です。

僕はそれをもう少し発展させて、『全てのキーは、「C」「A」「G」「E」「D」キーにカポタストを使用して表現できる』のでは?と考えました。

また、半音下げチューニングも使用するともっと多彩な表現ができそうです。

要するに、12個のキーで使用される全てのコードを覚えなくても、「C」「A」「G」「E」「D」の5つのキーだけ覚えりゃ良くね?って感じです。

これだけで良いのでは理論

D♭(C#)キーでの一例

例えば、キーをD♭(C#)に設定して曲を作るとします。
すると、使うコードは主に以下の表の通りになります。

キーがD♭(またはC#)のときのダイアトニックコード

#や♭が付いたコードが多くて、ギターのコードが押さえづらそうですね。

このキーで曲を作りたい時に、コードを簡単にする方法は2つあります。

①カポタストを1フレットに付けて、Cキーで演奏する
②半音下げチューニングにして、Dキーで演奏する

つまり、以下の表の通りになります。

下の行の青文字と緑文字に注目

#や♭がほとんど無くなりました。
これで演奏しやすくなりましたね。

この様な感じで、#や♭が付いた難しそうなキーであっても、「C」「A」「G」「E」「D」キーを半音上げたり下げたりする事で表現できます。

ズボラ音楽理論ですね。

全てのキーについて考える

では、他のメジャーキーについても考えてみましょう。

黄色い行が基準となるCAGEDキー

こうなりました。
12種類のキーを、5つのキーを基準に移調することで表現できました。

よって、全てのキーは「C」「A」「G」「E」「D」のキーで表現できます。

つまりは、その5つのキーのコードさえ覚えれば、どんなキーの曲であっても作ることが出来ます。

覚えるコードを絞る

では、その5つのキーで使用されるコードをまとめてみましょう。

Ⅶm♭5はあまり使わないので省略します。

すると、C C#m D Dm E Em F F#m G G#m A Am B Bm の14種類になりました。

この14種類のコードの押さえ方を覚えれば、全てのキーで曲が作れる、というのがCAGED理論です。

♭5系のコードを使うのであれば、19種類です。

まとめ

全てのキーは、「C」「A」「G」「E」「D」キーにカポタストを使用して表現できる
・覚えるべきコードは19種類、♭5を使用しなければ14種類
・半音下げチューニングも併用すると表現の幅が広がる

ギターは持ち運びも容易ですし、気軽に移調できます
なぜこの楽器が長年愛されてきたかがよく分かりますね。ありがたき。

ちなみに、作曲で使用するのであればネジ式のカポタストがオススメです。
バネ式の場合は、はさむ力が強すぎると少し音が高くなってしまうので、はさむ力を調整できるモノの方が色々と融通が効きます。

バネ式は装着がスピーディーというメリットがあります。
用途に合わせた使い分けがベターです。

僕が使用しているのはコレです↓

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