【レビュー】VOX MINI GO 10を購入!多機能で自宅&アウトドア用途に最適【アンプ】

VOX MINI GO 10を買いました!

開封した姿

自宅でも屋外でも使えるギターアンプを探していまして、多機能で良いものを見つけました。

それがこの「VOX MINI GO 10」です。

今回はこのVOX MINI GO 10のレビューを書きます。

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VOX MINI GO 10を買った理由

まずはこのVOX MINI GO 10を買った理由についてです。

実は、本来の目的はギターアンプではなくルーパーでした。

ルーパーでギターのアドリブの練習をしたかったんです。
アドリブ練習は、作曲と演奏のどちらの要素もあるので、音楽の上達には非常に効率が良いと思ったからです。

で、ルーパーが欲しくなったんですが、ルーパー単体ではギターの音を変えられず、リズムマシンも別で購入する必要があるので、結構出費がかさみます。

リズムマシン機能がついたルーパーもあるんですが、それはそれで高額になってくるのでしんどいなぁ・・・と思いました。

しかも、アンプも用意しなければいけないので、お金がかかって仕方がない。

であれば、リズムマシン機能が付いていて、ギターの音も変えられる、そして安価な「マルチエフェクター」が最適かな?とも考えました。

ヘッドホンを使えばアンプも必要ありませんので、練習もしやすい。

マルチエフェクターは結構ベストチョイスでは・・・!?

ということで、昔に買ったZOOM G2.1 Nuが家にあるので、それでルーパー機能を試しに使ってみました。

なのですが、使ってみてマルチエフェクターのルーパー機能の最大の弱点が発覚しました・・・。

それは「アンドゥが出来ない」事です。

アンドゥとは、最後に録音したフレーズを1つ消去する機能です。

個人的にアンドゥ機能が無い最大のデメリットは、音を重ねている時に演奏をミスした場合、今まで重ねてきた音をすべて削除しなければならないという点です。

アンドゥ機能があれば、最後に録音した音だけを消去出来るので、演奏ミスしてもすぐ撮り直せるんです。

アンドゥ機能が無い場合は、録音時に演奏を失敗したらすべての音を消去するしかないので、これは難易度が高い・・・と個人的に思いました。


まとめると、以下です。

①ルーパー
◯アンドゥ機能が付いている
✗リズムマシン機能付きのモデルは高価
✗音を変えるためには別のエフェクターも必要
✗音を出すにはアンプを用意する必要がある

②マルチエフェクター
◯リズムマシン機能付き
◯音を変えられる
◯ヘッドホンを使用すればアンプ不要
✗アンドゥ機能が無いので、録音難易度が高い

どちらも一長一短あるので、どうしようかなぁと悩んでいました。

で、色々調べていたところ「エフェクター機能付きギターアンプ」的な商品があることを知り、色々調べた結果この「VOX MINI GO 10」が最高だと思いました。

VOX MINI GO 10の主な特徴

では、VOX MINI GO 10の主な特徴を挙げてみます。

エフェクター機能が搭載されている

VOX MINI GO 10はギターアンプですが、エフェクター機能が搭載されており、これ単体でギターの音色を変えることが出来ます。

エフェクト1 :CHORUS、PHASER、TREMOLO、OCTAVE
エフェクト2 :A.DLY(ディレイ)、D.DLY(ディレイ)、SPRING(リバーブ)、HALL(リバーブ)

これら2系統のエフェクトから、好みのエフェクトを1種類ずつ選択できます。

エフェクターを使用しなくても、満足感のある音で練習できますね。

リズムマシンが搭載されている

エフェクター機能に加えて、リズムマシン機能も搭載されています。

リズムのジャンル:ROCK、METAL、POP、BLUES 、FUNK、R&B、JAZZ、LATIN、DANCE、3/5/7、METRO
・・・11ジャンル×3パターン=合計33種類

11種類の音楽ジャンルに合わせたリズムパターンがあり、それぞれに3種類ずつバリエーションがあるので、合計33種類のリズムパターンが搭載されています。

テンポは40〜240BPMの間で設定ができ、TEMPOボタンを2度押して、その押すタイミングの間隔でリズムを設定できます。

ルーパー機能が搭載されている

エフェクターとリズムマシンだけでなく、ルーパー機能も搭載されています。

当然、マルチエフェクターには基本的に不可能なアンドゥ/リドゥも可能です。

ルーパー機能の録音時間は最大45秒なので、ルーパーエフェクター単体よりは流石に短時間ですが、普通に使用する分には不便はないと思います。

このルーパー機能の最大のメリットが、リズムマシンと組み合わせて使用することで、録音したループの長さがリズムマシンの小節の長さに合わせて自動調節されること(クオンタイズ機能)です。

これの何が凄いかと言うと、ルーパーエフェクターはスイッチを踏むタイミングが非常にシビアで、少しでも踏むタイミングがズレると、そのズレたタイミングでループされるので徐々にリズムが破綻していくんです。

ルーパーエフェクターが上級者向けとされるのは、この踏むタイミングが非常にシビアだからなんですよね・・・。

VOX MINI GO 10はリズムマシンとクオンタイズ機能によって、ループのタイミングが若干ズレたとしても自動的に補正してくれるので、初心者でもお手軽にルーパーで遊べます。

また、別売りのフットスイッチ「VOX VFS3」を使用すれば、ルーパーやリズムマシンの機能をフットスイッチによってコントロールすることが出来ます。

出来れば購入しておいた方が便利です。

多数のアンプモデルが搭載されている

「VOX MINI GO 10」というアンプではありますが、他のアンプの音をモデルとした音(≒アンプシミュレータ)が出せます。

・DELUXE CL
・BOUTIQUE CL
・BOUTIQUE OD
・VOX AC30
・VOX AC30TB
・BRIT 800
・BRIT VM
・SL-OD
・DOUBLE REC
・VOCODER
・LINE
(歪みのない音:エレアコやキーボード向け)

おそらく商標的な問題で、具体的にシミュレートしているアンプの名前は表記できないのでしょうが、有名なアンプのシミュレートはある程度網羅されている印象なので、非常に多彩な音色が出せます。

モバイルバッテリーでの駆動が出来る

コンセントからの給電はもちろん、モバイルバッテリーを使用すれば屋外での使用も可能です。

冷静に考えてほしいんですが、普通のルーパーエフェクターやドラムマシンの使用には外部電源が必要な場合が多いので、屋外で使用すると仮定すれば電源の確保などを考慮しなければいけません。

その点において、VOX MINI GO 10は、モバイルバッテリーを1つ用意すれば屋外で全ての機能を使用できるんですよ。

VOX MINI GO 10とモバイルバッテリーだけで、アンプ、エフェクター、ルーパー、リズムマシンの機能が屋外で・・・これは非常に便利!

VOX MINI GO 10は、10,000[mAh]のモバイルバッテリーで約6時間の駆動が可能です。

屋外で練習したり、ライブをする機会があるなら機材を最小限に出来るのは魅力的ですね。

VOX MINI GOシリーズの比較

さて、そんなVOX MINI GO 10はVOX MINI GOシリーズのミドルモデルです。

というのもVOX MINI GOシリーズは、サイズによって”3″、”10″、”50″の3種類があり、搭載されている機能が少し異なります。

機能MINI GO 3MINI GO 10MINI GO 50
ルーパー
フットスイッチ
VFS3対応
出力切り替え
スラント機構
アンプ・エフェクター
設定保存

基本的なアンプシミュレーションやエフェクター、リズムマシンの機能はすべてのモデルに搭載されています。

ただ、大きな点としてルーパー機能はMINI GO 3には搭載されていないので、今回の僕のようにルーパー機能が欲しければMINI GO 10か50にするしかありません。

で、僕は屋外でライブをする想定は今のところありませんので、MINI GO 10にしました。

屋外でのパフォーマンスを前提とするなら、音色の設定保存が可能で音量も大きいMINI GO 50が良いと思います。

開封してみる

というわけでMINI GO 10を買ったので開封します。

専用の段ボールで来た
フットスイッチ(VFS3)も買いました
開封したやつ

サイズは幅296:奥行き210:高さ294[mm]で、わりと小さくて置き場所には困りません。

コントロール部

アンプ上部にスイッチやツマミが集まっています。

つまみのトルク感は若干軽めで、個人的にはもう少し硬い方が好みなのですが、勝手に動いたりすることはなく使用感に問題はないです。

また、PHONES端子に一般的なヘッドホン(3.5mmステレオミニプラグ)を接続すれば、スピーカーからの出力は無くヘッドホンのみになります。

おしり。

後ろに電源部や、フットスイッチVFS3を接続する端子があります。

端子の下のバーは端子保護バーだそうで、持ち運び時に持っちゃダメだそうです。

箱から出す時に普通に持っちゃいました・・・。
あとで説明書を読んで「ヤベッ」てなりましたが、気にしないという方法で解決しました。

付属品

付属品として、「持ち運び用のストラップ」「ACアダプター」「説明書」が付いてます。

VFS3の開封

フットスイッチVFS3も開封しました。

結構軽いですが作りはしっかりしていて、足で強めに踏んでも安定感があります。

フットスイッチは電源を必要とせず、付属のケーブルでMINI GOと接続するだけで使用できます。

現時点では使いこなせておらず、ルーパーの操作で3番のスイッチを踏むくらいです・・・。

VOX MINI GOの使い方や音は?

ルーパーで遊んだ動画がコチラです↓
マイクも使わずにiPhoneで適当に撮ったので音も良くないですが、参考になれば・・・なるのか・・・?

「ゼルダの伝説時のオカリナ」から「ゲルドの谷」です。

まぁ詳しい情報は僕の拙い演奏じゃなく、公式の動画を見てくださいm(_ _)m

その方が参考になるかと・・・。

まとめ

個人用のギターアンプなら一番オススメ!

こんなに多機能で、しかも屋外でも使用できる万能アンプなので、自宅用のギターアンプとしてはこれ以上は無いんじゃないかと思うくらい良いです。

寝る前にちょっとギターで遊ぼうかな〜と思ったら、MINI GO 10の電源をONしてすぐにリズムマシン機能を使ってルーパーで遊ぶ・・・が出来るので、楽しくて寝ることを忘れそうになります。

このアンプを買ったことによって、毎日少しでもギターで遊ぶ習慣がつきました。

曲を練習するというよりは、リズムマシンの上に適当にコードを乗せて、ダイアトニックでアドリブして遊んでるだけなんですが、これが本当に楽しいんですよ。

上手くなってるかどうかは置いておいて、楽しんでギターで遊べているのはポジティブ。

公園とかに持って行って練習したいですな。むふふ。

今のところ僕はMINI GO 10を買って本当に満足していますが、屋外での使用をメインにするならMINI GO 50、ルーパー機能が不要ならMINI GO 3もオススメです。

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