【レビュー】エレキギター初心者セットSELDER ST-16を買いました【比較音源】

エレキギターを買いました。

ついに(?)SELDERのエレキギターを買っちゃいました!

今回は、新しく買ったエレキギター「SELDER ST-16」をレビューしたり、他のギターたちと音源で比較したいと思います。

なお、現在このギターは改造済みです。
それについては以下の記事に書きましたので、ぜひぜひ。

ここからどうぞ

安いギターを改造してやんよ! 先日、SELDER ST-16というギターの初心者セットを買いました。 [sitecard subtitle=ここからどうぞ url=https://rikiya-ieshima.com/2308[…]

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購入から到着まで

まず、このSELDER ST-16とは、サクラ楽器が取り扱っている低価格帯のエレキギターです。

形としては、ストラトキャスタータイプですね。

このエレキギターの特徴として、かなり色の種類が多く、どれにするか迷うことができます。

YW(黄色)にしました。黄色好きなんです。
楽天市場で買いました。

注文したのが8月25日ですが、その時点での在庫状況は【入荷未定】長期欠品中でした。

入荷未定なのでいつ届くかわからないから、とりあえず注文して数ヶ月待つかぁ・・・と思って買っちゃいました。

まぁ8月26日に届きましたが。なぜ?

SELDER ST-16は、長期欠品中でも注文翌日に届く場合があります。

開封の儀

佐川急便のさわやかお兄ちゃんが持ってきてくれました。

新しい家族(扶養内)

開封中に「やべぇ写真撮るの忘れてた」とあわてて写真を撮ったので、右上の方が少し破けています。
届いた時点では破れがひとつも無かったので、ご了承下さい。

さて、ダンボールを開けてみます。

ダンボールinダンボール

ダンボールを開けると、ダンボールが入っていました。
このダンボールの中にエレキギター本体が入っています。

また、付属品一式も袋に入ってダンボールの中にいました。

付属品一式

付属品については後で確認するとして、中に入っていたダンボールを開封しましょう。

うひょーーー

ダンボールの中には「エレキギター本体」「ソフトケース」「ギターシールド」「トレモロアーム」「弦高(サドル)調整用レンチ」「ネック(トラスロッド)調整用レンチ」が入っていました。

エレキギター本体は、白いクッション剤の袋に入っているので、袋から出します。

ついに登場エレキギター本体

この、ギターが見える瞬間が一番テンション上がりますよね。

ついにちゃんと姿が見えました、エレキギター本体です。

本体のダンボールの確認

では、ダンボールinダンボールの中身を確認していきます。

ギター本体

ボディ部

カラーはYW(黄色)ですが、見た感じはからし色っぽい感じです。

また、弦に保護用の紙が挟まっているのは好印象ですね。

ヘッド部

コチラはヘッドです。

ヘッドカラーはナチュラルですね。SELDERロゴが存在感を放ちます。

ネック(1〜3フレット)

指板は結構黒い印象です。何の木材なのでしょうか?

また、フレットの処理は普通に丁寧で問題なさそうです。
指に引っかかる感じはありません。

昔の安ギターはフレットの処理が甘めで、スライド奏法で指を切って血が出る程度のモノもありました。

ソフトケース

ギグバック(ソフトケース)

ソフトケースは薄いナイロン系の素材で作られています。

普通にギター本体だけを持ち運ぶ用途でしたら問題ありません。

荒く扱えば破れる可能性があるので注意して下さい。

肩に掛ける/YOASOBI

ソフトケースの肩に掛けるベルトは1本だけなので、リュックサックの様な背負い方は出来ません。

これを背負って自転車は乗りづらいと思います。

ギターシールド

ギターシールド(ケーブル)

ギターとアンプなどを接続するシールド(ケーブル)は、2mくらいのものが付属しています。

ただ、このシールドは店で普通に売っているシールドより細く、質も相応なものなので、本格的にやるならいずれは買い替えた方が良いでしょう。

シールドを変えるだけでも音は結構変わります。

僕が愛用しているのはCANAREのシールドです。

アームとレンチ

トレモロアーム、トラスロッド用レンチ(銀)、サドル用レンチ(黒)

これについては特に書くこともない、普通に使える奴らです。

よく無くなるので、無くならないように気をつけましょう。

付属品セットの確認

付属品セット。手のひらサイズ

さて、本体とセットで付いていたグッズたちについて確認します。

セットの内容一覧表

内容物の一覧表がありました。

今回買ったのはリミテッド(ベーシック)セットなので、「ギタースタンド」「ヘッドフォン」「電源アダプター」「教則本」は付属していません。

ギターアンプ

アンプを箱から出しました

付属のギターアンプは「Photogenic PG-01」です。
3W出力の、手のひらサイズのアンプですね

裏の電池カバーを開ける

このアンプは、駆動には電源アダプタか9V電池が必要ですが、なんと9V電池が付属しています。

つまりギターとシールドで接続すれば、そのまま音を出せるということですね。

電池を買い足す必要がないのは非常にありがたいです。
9V電池はたまに売ってなかったりしますからね。

9V電池は100均でも購入できます。
(店舗によるかもしれませんが)

ストラップ

付属ストラップ

ギターを肩からさげるためのナイロン製のヒモです。(品名:PGS-1001)

コレがないと立って弾くことが出来ないので、これもありがたいですね。

ピック&ピックケース

ピックケース内にピックが2枚入っています
黒いトライアングル型のピックが2枚

ピックとピックケースもあります。

ピックは経済的なトライアングル型で、硬さは恐らくミディアムくらいです。

オールマイティに使用できそうですね。

ノギスを無くしたので厚みは測れません・・・。

ピックは「自分の好みを見つける楽しみ」がありますので、このピックをそのまま使い続ける必要はありません。

気になるピックがあれば、どんどん買って試しましょう。

色んな種類のピックが入っているセットを買って試すのも良いです。

チューナー

クリップチューナー

チューナーはクリップ式です。(S.Yairi SYC-01)

最近はスマホアプリなどでもチューニングは可能ですが、クリップチューナーはそれより制度が高く非常に有用です。

ボタン電池で駆動するのですが、アンプと同様電池が付属しています。

ギターは購入時点では、ネック等への負担軽減のために弦が緩められているため、チューニングは必須です。

クリップチューナーと電池が付属しているということは、買ってそのまま簡単にチューニングが出来ますので、非常に嬉しいですね。

教則DVD

※これはオマケとして付属していたものなので、全員についているとは限りません。

ギターが初めての人は、何からどうすれば良いのか分からないと思います。

そんな時にはこのDVDを見れば、何をすれば良いのかが分かりやすいですね。

まぁ最近はYouTube等で教えてくれている人も多いので、それを見ても良いと思います。

あくまでもオマケですが、初めてギターを買った人は一度見ておいた方が良いかもですね。


というわけで、これらがセットで入っていたモノたちです。

注意点として、このセットにはギタースタンドが付属していません。

ギタースタンドを使用することにより、ネックに掛かる負担が軽減され、ギターのコンディションが悪くなりづらくなります。

なにより部屋にギターを飾ることによりテンションが上がります。

また、後述しますがSELDER ST-16には、僕が購入したリミテッドセットにギタースタンドなどが追加された「リミテッドセットプラス」もあります。

ギタースタンドは別で買ってもいいですし、リミテッドセットプラスを買うのもいいと思います。

別で買った方が若干安いですが、付属品や財布の状況と相談ですね。

音を出してみる

それでは、届いた商品の紹介が完了したところで、実際の音を聴いてみましょう。

付属のチューナーを使用してチューニングもしました。
ペグのガタつきもありませんでした。

今回購入したST-16に、付属のシールド、付属のミニアンプを接続します。
その音をマイクで拾って、オーディオインターフェースを経由してPCに取り込みます。

こんな感じで接続します
散らかってますがこんな感じ

それに、今回付属していたピックを使って音を出してみます。

つまり、このギターセットを購入すれば、誰でもこの音と同じ音が出せる状態ということです。

で、2回録音して重ねます。

①適当にスリーコード
②アドリブでメロディ

こんな感じで弾いてみました。聴いてみて下さい。

※下手くそですが、ご了承下さい。
※ちょっとノイズが乗ってますが、録音環境によるものです。


センターピックアップ

フロントピックアップ

リアピックアップ(アンプのオーバードライブをオンにした)


どうでしょうか?
(ギターの実力はさておき)約15,000円のセットでコレくらいの音が出るのであれば十分なのではないでしょうか?

思ったより良い音でビックリしました。

一つ問題があるとしたら、オーバードライブが物足りないことです。

金銭的に余裕があれば、安いマルチエフェクターを1つ持っておくと、色々な音が出せて便利なので非常にオススメです。

他のギターとの比較クイズ

さてさて、このギターは思ったより良い音が出る事は分かりました。

ここで、僕が持ってる他のギターたちと、実際に音を比較してみます。

価格差はある程度ありますが・・・どうなるのでしょうか?

検証するギターの紹介

まずは、今回検証に使用するギターたちです。

全選手入場です!!!!

No.1
No.2
No.3
No.4
No.5
エントリーメーカー機種名ピックアップ構成販売価格
No.1SELDERST-16SSS¥15,000(セット)
No.2Burns LONDONCOBRA DXSSS¥35,000
No.3BacchusGS-001SSH¥47,000
No.4GrassRootsG-LP-60SHH¥50,000
No.5GrassRootsG-LS-57SS(P90タイプ)¥50,000

※販売価格はおおよその数字です。

G-LP-60SとG-LS-57は、メルカリでそれぞれ¥20,000くらいでした。

No.1は今回購入したギターです。

No.2、No.3は同じストラトキャスタータイプですが、価格が倍以上します。
それにNo.3はリアピックアップがハムバッカーですね。

No.4はレスポールタイプNo.5はレスポールスペシャルタイプです。
ストラトキャスタータイプではないので、音の違いは発生しやすいでしょう。

検証方法

この検証では付属のシールドとアンプは使用せず、オーディオインターフェースにCANAREのシールドで直接ギターを接続します。

検証用のセッティング

ギターの設定は、ボリューム、トーンを10で統一します。

検証する音源は、3種類用意します。

(1)センターピックアップでクランチ
(2)フロントピックアップでクリーントーン
(3)リアピックアップでオーバードライブ

使用するDAWはLogic Proで、アンプシミュレーター等のセッティングは同じにします。

つまり、各ギターの条件は同じです。

この条件で音源を用意するのですが、普通に比較しても面白くないのでクイズにします。

このギターはどれだ?クイズ

では、5本のギター(A~E)の音源を用意しましたので、どの音源がどのギターなのかを当てて下さい。

全部で3問あります。

なお、各問題のギターは同じです。
(例:問1のAのギターは、問2と問3でもAのギターです。)


問1(センターPU)

A

B

C

D

E

問2(フロントPU)

A

B

C

D

E

問3(リアPU)

A

B

C

D

E


答えはここをクリック

A・・・GrassRoots G-LS-57
B・・・Burns COBRA DX
C・・・GrassRoots G-LP-60S
D・・・SELDER ST-16
E・・・Bacchus GS-001


どうでしょうか?

どれがSELDER ST-16か分かりましたか?

僕はこの音源を作っていて、値段の違いはあまり感じませんでした。

若干クセがあるとは思いますが、セッティング次第でカバー出来そうな気もしますし、悪い音ではなくキャラクターのある音、といった感じでしょうか。

セットで¥15,000程度のギターですが、その音は3万〜5万円程度の価格帯のギターと比べても大きく劣る訳でない・・・と僕は思いました。

まとめと評価

この値段でコレはめっちゃ良いやん!

僕は高校生の時に似たようなエレキギターのセットを買ってからギターを始めたのですが、その時のギターとは別物レベルで良くなっていると思います。

その時買ったエレキギターは、ボリュームノブが効かない不良品でした。

このギターなら、これからギターを始めたい人でも問題ないのではないでしょうか。

セットに含まれているアンプやチューナーなどを個別に買うと、この値段では収まらない点もお得感が大きいです。

また、今回購入したセットに加え、「ギタースタンド」「教則本」「ヘッドフォン」「アンプ用電源アダプター」が付属した”リミテッドセットプラス”もあります。

金銭的な余裕があれば、そちらを購入するのもアリですね。

あとは、強いて言うならマルチエフェクターがあれば完璧です。

この記事を見てギターを始める人がいれば嬉しいです。
もしそんな人がいれば、お気軽にコメントして下さい。

ギター仲間や音楽仲間を増やしたいです!

余談

そういえば、僕がこのギターを買った理由を書いていませんでした。

その理由とは「安いギターを改造しまくったらめっちゃいい音になる説」を考えたからです。

色々とパーツを交換して自分仕様のギターを作りたい。

世の中にはギターの自作キットも販売されていますが、このSELDER ST-16のセットの方が安いんです。

つまりボディの塗装もヘッドの形成もされていないギターより、完成品の方が安いんですよ。

であれば、完成品を買った方が手っ取り早いですよね。加工の手間も省けるので楽ですし。

・・・という訳で、このギターはいつかゴリゴリに改造するために買いました。

で、改造したのでブログ書きました。

ここからどうぞ

安いギターを改造してやんよ! 先日、SELDER ST-16というギターの初心者セットを買いました。 [sitecard subtitle=ここからどうぞ url=https://rikiya-ieshima.com/2308[…]

簡単な改造ですが、結構大胆に変えたら良い結果が得られたので、ぜひご覧ください。

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