【ズボラ音楽理論】2.7_ドラム(パーカッション)を追加して曲のリズム感を作ってみる【作曲基礎】

このページの内容
・ドラム、パーカッションとは何かを把握する
・作った音源にドラムを追加してみる

前回、作ったコード進行にベースを足しました。

前回はコチラ

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段々と音楽っぽくなってきました。

今回はこれに更にドラムを足してみます。
ドラムを足すことによって、さらに音楽っぽくなります。

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ドラムって何?

ドラムとは、パーカッション(リズムを刻む打楽器)の1種で、簡単に言うと洋風な太鼓です(?)。

バンドなどの形態では、複数のドラムやシンバル(金属製の薄い円盤)がセットになった「ドラムセット」として使用されることが基本です。

一般的なパーカッションはドラムの他には太鼓カホンタンバリンなどです。

パーカッションはあまり音程を操作しない楽器であることが特徴ではありますが、オーケストラなどで使用されるティンパニの様に、ある程度の音程感をもつモノもあります。

他には、人工的な電子音を作るドラムマシンなどはEDMなどのジャンルでよく使われます。

存在感のあるマッチョなドラマー(マッスルプラスより)
https://freephotomuscle.com/archives/photo/1397

ドラムの役割は?

主な役割はリズムを作ることです。ドラムが無いとリズム感を感じにくいですね。

前回書いた通り、ベースとの兼ね合いでその曲のリズム感やノリを作ります。
ベースが鳴るタイミングに合わせて、後述する「バスドラム」を鳴らせば迫力が出ます。

それに加え、ドラムの音に強弱をつけることによって曲の盛り上がりをコントロールしたりもします。

また、バンドなどの生演奏では指揮者の様に曲のテンポを一定に保つ役割も持ちます。

ちなみに、曲のジャンルによってある程度は定番のリズムパターンや音色がいくつかあります。
なのでそのジャンル特有の雰囲気を作りたければ、それに合ったドラムのパターンを選ぶことが大切です。

ベースもそうでしたが、ドラムが変わるだけでも雰囲気が大きく変わります。

ドラムの音ってどんな音?

まずは基本的なドラムセットを見てみましょう。
これはiPhoneのGarageBandにあるドラムセットのイラストです。

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ドラムとシンバルがたくさん並んでいますね。
それぞれで音が異なり役割も違います。

また、ドラムセットは必要に応じて楽器を増やしたり減らしたりもあります。
シンバルがもっと多かったり、バスドラムが2つあったりもします。

ドラムセットで音の種類を確認してみましょう。
基本は以下の3つを使ってノリを作ります。

1,バスドラム(ドン)

一番低い音が鳴るドラムです。
主にベースと合わせてノリを作ります。

2,スネアドラム(タッ)

高い音が鳴り、リズムにアクセントを作るドラムです。

3,ハイハットシンバル(ツッツッ、ッチー)

クローズハイハット

オープンハイハット

主にリズムを刻むシンバルです。
2枚で1組となっており、閉じたり(クローズ)開いたり(オープン)して鳴り方を変えます。


上の3つを基本として、装飾用に他のドラムやシンバルもよく使われます。

4、タムタム(タンッ)

ハイタム

ロータム

スネアドラムより少し低い音がするドラムです。
音の高さが違う2つのドラムを使うことが多く、高い方をハイタム、低い方をロータムと呼びます。

5、フロアタム(トンッ)

タムタムより低く、バスドラムより高い音が鳴るドラムです。

6,クラッシュシンバル(シャーン)

小節の区切りなどにアクセントを付けるためによく使われるシンバルです。

7,ライドシンバル(チーン)

ハイハットシンバルと同様に、リズムを刻む目的でよく使われます。
ハイハットシンバルより少しキーンとしていて余韻も長めです。

ドラムを叩くマッチョ(マッスルプラスより)
https://freephotomuscle.com/archives/photo/1396

ドラムの基本的なパターンは?

ロックやポップスなどで最も基本的なリズムは8ビート(エイトビート)です。ハイハットによって8分音符でビートを刻むのでこう呼ばれます。

スネアドラムは2拍目と4拍目に叩き、バスドラムは1拍目に1回、3拍目に8分音符で2回叩く事が多いです。

言葉で説明しても分かりにくいと思うので、音源を用意しました。

なんとなく聴いたことがありませんか?

この8ビートは色々な曲に合いやすいので、覚えておいて損はないです。
今回作成する曲も、この8ビートを使います。

ドラムを叩かないマッチョ(マッスルプラスより)
https://freephotomuscle.com/archives/photo/1395

聴き比べ

前回作った音源に、ドラムの8ビートを追加してみました。
ドラムの追加前後を聴き比べてみましょう。


①ドラム追加前

②ドラム追加後


かなり音楽っぽくなりましたね。
これでメロディ以外の伴奏の部分は完成とします。

まとめ

ドラムセットパーカッション(リズムを刻む打楽器)の中ではよく使われる

ドラムの役割は曲のリズムを作ること。特にベースとの合わせ技でリズム感を作る

曲のジャンルに合わせたリズムパターンや音色を選ぶのが重要

困った時は8ビート

次回は、メインとなるメロディを追加していきます。

以下からは、iPhoneのGarageBandでの操作をざっくり解説します。

次回はコチラ

ここからどうぞ

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iPhone(iPad)の操作編

GarageBandには色々なドラムの作成方法がありますが、今回は「ビートシーケンサー」で作ります。

※GarageBandには「Smart Drums」や「DRUMMER」といった、自動でいい感じのドラムパターンを作ってくれる便利機能がありますが、今回は使用しません。

1.左下の + を押します

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2.前に見たBASSが出てきました。
数回スライドしてDRUMSを出します。

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3.DRUMSが出てきました。
下にあるビートシーケンサーをタップします。

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4.カラフルな画面が出てきました。

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5.音色を変えます。音色の変え方は今までと同じです。
左上の ▼ をタップし、その後「Modern 808」をタップします。

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6.いろいろな音色が出てきました。
今回は普通のドラムセットを使うので「Acoustic」から「SoCal」をタップします。

クリックすると拡大します
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7.なんかいい感じのドラムパターンが作られました。
(もうこれで良いのでは?)今回は8ビートをつくるので、一旦消します。

その前に、画面下の真ん中にあるマークをタップすると音が止まります。

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8.いちばん左下のルービックキューブみたいなやつ(サイコロじゃない方)をタップすると、色々なパターンが出てきます。
ここから曲に応じて好きなパターンを選ぶことが出来ます。

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今回は使わずに自分で入力するので、一番左までスライドして左上の「新規パターン」をタップして下さい。
「新規パターン」をタップしたら右上の 完了 をタップすれば元の画面に戻れます。

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9.左下のiをタップしてください。
ここでパターンの細かい設定ができます。

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ここでも色々設定できますので、曲によってお好みで変えられます。
今回は8ビートにするので、以下の設定と同じにすれば問題ありません。

長さ「16ステップ」、ステップの長さ「1/16-音符」、再生モード「正方向」、スウィング「なし」にします。
たぶん既にそうなっていると思います。

確認できたら、もう一度左下のiをタップすれば設定画面が消えます。


10.ドラムやシンバルの名前がわからなければ、左のカラフルな楽器のマークをタップすれば分かります。

キットピースのところに書いてあるのが楽器の音です。
変更もここからできます。

※「キック」とはバスドラムです。バスドラムは足で演奏するので多分キックと書かれています。
ハイハットも足で操作しますけどキックとは言いません。不思議

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Googleで「キックドラム」で検索するとバスドラムが出てきます。
「キックシンバル」で検索すると吉川晃司さんが出てきます。


11.8ビートを入力します。
■は1つで16分音符となっていて、タップするとその部分が光り、その音を出せます。

バスドラム(キック)、スネアドラム(スネア)、ハイハット(クローズハイハット)を以下の図のようにタップして下さい。

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12.ドラムパターンが完成したら録音します。
パターンを作っただけでは録音されていないので注意です。

たまにパターンを作った時点で満足して録音を忘れてしまう僕みたいな人がいますので気をつけて下さい。気をつけます。

録音は今までと同じで、画面上部のをタップすれば録音が始まります。
ビートシーケンサーは自動で演奏してくれるのでをタップした後は放置でいいです。

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13.録音が完了したら左上の 三 みたいなやつをタップすれば元の画面に戻れます。

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14.これでドラムの入力が完成しました。

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改めて聴き比べ

改めてドラムの追加前後を聴き比べてみましょう。

①ドラム追加前

②ドラム追加後

ええ感じ。

次回は、メインとなるメロディを追加していきます。

次回はコチラ

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画像引用元

マッスルプラス

https://freephotomuscle.com

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