作曲やDTMに音楽理論は必要?→基礎だけでも学ぶと捗ります【簡単で便利】

DTMなどで作曲してみたいんやけど、音楽理論って必要なん?

こんな疑問の答えとしては

必須ではないですが、基礎だけでも知っていると便利です。

と考えます。

以下から、詳しく掘り下げてみます。

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そもそも音楽理論って必要なくね?

「音楽理論」という言葉がありますが、それって一体何なのでしょうか?

個人的な考えとして、音楽理論はあくまでも「知っていると変な曲になりにくい知識」かと思います。

もう少し深く考えてみます。

「必須」ではない

日常的に音楽に親しんでいる人であれば、音楽理論を学んでいなくても、感覚で良い曲が作れる場合はあると思います。

なんとなく自分にとって良い感じの音を探して紡いでいき、その結果良い曲が出来る可能性はあるでしょう。

特に、最近では著作権フリーのループ素材を使えば「かっこいいと思った音」の組み合わせで作曲することも出来ます。

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なので、音楽理論は必須ではないと考えます。

理論と言うにはあまりに曖昧

そもそも、音楽理論は割と曖昧な定義の上で成り立っていると感じることが多々あります。

というのも、理数や工学的な「理論」とは違い、いわゆる物理や科学に基づいた根拠の上で成り立っている理論ではないからです。


例えば、CメジャーキーにおいてGコードからCコードへ進行するとスッキリとする感じがあります。

音楽理論的には「ドミナントモーション」といいます。

音楽理論の本でも「ドミナントモーションが大切!」と書かれているものは多いです。

しかし「何故ドミナントモーションによって”スッキリした”と感じるのか」という観点において、科学的な根拠を付けて解説している本は(多分まだ)無いからです。

“スッキリした”と感じるのであれば、その時の脳波などを測定して根拠を示して語るのが、ちゃんとした「理論」かと思います。

音楽理論においては、基本的にはその様な根拠が示されていないので、「理論」というにはあまりに曖昧かと思います。


というのも、音楽理論というものは、昔の偉い音楽家達が

こうしたら良い感じになるんじゃね?

と感じたものを、分かりやすくまとめて後世に受け継いできたものです。

つまり音楽理論とは、科学的な根拠に基づいたものではなく、人間の感覚の上に成り立ったものです。

なので、そもそも科学的な研究がされているかは不明です。

いつの日か、音楽と脳の関係について科学的に解明される日が来るかもしれません。

知っているだけでは良い曲は作れない

たとえ知識だけを蓄えていても「良い曲を作れそうな自分」のままです。

自分で言って、自分に刺さる

もちろん、音楽理論を勉強する理由は人それぞれです。

しかし、音楽理論を勉強する主な目的は「作曲のため」だと思います。

作曲のための音楽理論であれば、曲を作って初めて音楽理論は役に立つんだと思います。

ただ知識として知っているだけでは、音楽理論を習得したとは言えないでしょう。

百聞は一見にしかず。知識を蓄えただけで悦に浸るのは良くないですね。

肝に銘じます・・・

それでも音楽理論が大切な理由

わりと批判的な意見を書いてきましたが、それでも僕は音楽理論を勉強して良かったと思います。

その理由を以下に述べます。

変な曲になりにくい

上の方でも述べましたが、音楽理論はあくまでも「知っていると変な曲になりにくい知識」かと思います。

実際に、音楽理論の通りに曲を作ってみると、そこそこの曲が作れます。

もし全く音楽理論を知らないで作曲すると、ただ音を鳴らしているだけの、およそ「音楽」とは呼べないものが完成するでしょう。

めちゃくちゃ才能がある人なら話は別ですが・・・

誰が聴いても「変な曲」だと感じないくらいの、ある程度のクオリティの音楽を作るためには、音楽理論は非常に便利です。

違和感がある時に理由がわかる

良い曲になる理由は分かりませんが、良くない曲になる理由は分かる事が多いです。

例えば作曲している時に、どこかが不協和音になっていたり、コード進行に違和感があったり、ハモリがイマイチしっくり来なかったり・・・といった違和感を感じる事があります。

そんな時に、音楽理論を勉強していれば「なぜそこに違和感を感じるのか」という理由が分かったりします。

なので、そういった違和感を解決するためにも、音楽理論を勉強することは大切だと思います。

「知らないフリ」をする事もできる

音楽理論を勉強したら、理論通りの曲しか作れなくなりそう・・・

そんなふうに考えていた時期が俺にもありました(刃牙)

しかし、音楽理論を勉強したとしても「あえてそれを使わない」という選択ができます。

音楽理論的には良くないなぁ・・・。
そんなに違和感ないからまぁエエわ

という事ですね。

また、曲にあえて違和感を生みたい時などに、わざと音楽理論の禁則を犯す事もできます。

なので、音楽理論を勉強したとしても、必ず音楽理論通りの曲しか作ってはいけない訳ではありません。

知っていると楽になる音楽理論の基礎

では、知っていると格段に楽になる ”基礎的な” 音楽理論とは、一体何なのでしょうか?

以下に3つ挙げてみます。

キーとスケール

主に音は12種類ありますが、1曲のなかで使われる音は、基本的には7つだけです。

その7つを決めるルールが「キー」「スケール」です。

それを知っているだけでも、散らかった曲にはなりにくいです。

7つのコード

複数の音を同時に鳴らしたものをコード(和音)といいます。

1つの曲に使う音は主に7つですが、1つの曲に使う主なコードも7つです。

その内のメインは3つだけで、残りの4つは代理です。

それを知っているだけでも、いい感じの雰囲気の曲になります。

「終わった感」の演出

Cメジャーキー(ドレミファソラシド)で考えてみます。

曲が ”終わった感” を出したければ「コードはC」「メロディはド」で終えればいいです。

それを知っているだけでも、なんとなく締まりのある曲になります。

まとめ

音楽理論は必須ではない
ただ、知っていると便利

基礎だけでも知っていれば、誰でもある程度の曲は作れるようになります。

そんな最低限の基礎的な音楽理論をまとめました↓

ここからどうぞ

このページは、音楽理論を全く知らない作曲初心者が簡単な音楽理論をざっくりと学びながらとりあえず1曲作ってみる事を目指すページです。 作る曲はこれです↓ https://youtu.be/35Qd4at7Qng 実際の[…]

ご参考になれば幸いです。

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