【ズボラ音楽理論】1.2_使う音を決める〜キーとスケール〜【楽典基礎】

このページの内容
・キーを決めれば使える音が決まる
・キーは「メジャー」「マイナー」かで使える音が変わる
・主なキーは24種類ある

前回で、音は12種類あることがわかりました。

前回はコチラ

このページの内容・音は12種類ある・#と♭は半音高い/低いを表す・音の名前は英語と数字で呼ぶ ズボラ音楽理論の初回です。 まずは楽典基礎ということで、音楽に関する基礎知識をご紹介します。 今回は基礎中の基礎である、音の種[…]

それらは下の鍵盤の通りです。

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鍵盤がよくわからない僕みたいな人のために、12種類の音を横に並べたバージョンも置いておきます。

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しかし、これら12種類全ての音を自由に使うと、まとまりの無い曲になってしまいます。

なので、1曲の中で使う音を決めましょう。それが「キー」「スケール」です。

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キーとは?

まず、12種類の音の中から作る曲の基準となる音を1つだけ決めます。
その音をキー(調)といいます。

例えば、キーをC(ド)に決めた時、楽譜等には「Key=C」の様に書かれます。

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横バージョンも置いておきます。

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スケールとは?

キーを決めたら、その音から高い方に「全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音」の間隔の音を選びます。

Key=Cのとき、ちょうどドレミファソラシドになります。すごい。
これがKey=Cの曲で使える音になります。

こういった「全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音」の様な、1曲の中で使える音の並び順のルールをスケール(音階)といいます。

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横バージョンも置いておきます。

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明るい雰囲気のメジャースケール

先程使用した「全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音」の並びのスケールをメジャースケールといいます。

「ダイアトニックスケール」と言うこともあります。

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横バージョンも置いておきます。

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つまりKey=Cでメジャースケールを採用した曲では、主に使える音は「ドレミファソラシド」ということになります。

Key=Cの曲には#や♭は特別な場合を除いて登場しないんですね。わかりやすい。

メジャースケールを使って作られた曲は、少し明るめの雰囲気になりがちです。

そして「Key=Cでメジャースケールを使っています」というと、長くてめんどくさいので、キーとスケールをまとめて「Cメジャーキー」とすることが多いです。
(キー+メジャースケール=メジャーキー 的な)

この様に、メジャースケールは言うのを省略されることが多いです。

そのため、普段耳にする多くの曲では、スケールについて特に記載がない場合はこのメジャースケールを使っている場合が多いです。

まとめると「この曲はCメジャーキーだ」ということは、「この曲は主にドレミファソラシドを使った曲だ」という事が分かります。

暗い雰囲気のマイナースケール 

もう1つの主なスケールとしてはマイナースケールがあります。

マイナースケールには主に3種類ありますが、最も基本的な1つだけ紹介しますので、それだけとりあえず覚えてください。

基準となる音(キー)を決めたら、その音から高い方に「全音・半音・全音・全音・半音・全音・全音」の間隔の音を選びます。

この「全音・半音・全音・全音・半音・全音・全音」の並びのスケールをナチュラルマイナースケールといいます。

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作るのが面倒なのでピアノ鍵盤バージョンは省略

明るい雰囲気のメジャースケールに対して、マイナースケールで作られた曲は少し暗めの雰囲気になりがちです。

メジャースケールの時と同じ様に、キーとスケールをまとめて「Cマイナーキー」のように言うことが多いです。
(キー+ナチュラルマイナースケール=マイナーキー 的な)

上の図の通り、Cマイナーキーの曲で使える音は「ド」「レ」「ミ♭」「ファ」「ソ」「ラ♭」「シ♭」「ド」になります。

「ミ♭」は「レ#」と同じですが、Cマイナーキーには「レ#」に名前が似ている「レ」が既にいるので、あえて「ミ♭」と書きました。
「ラ♭」「シ♭」も同様です。

また、マイナースケールを使った曲のキーを書く時は「m」をつけます。小文字のエムで「マイナー」と読みます

Cマイナーキーの曲であれば「Key=Cm」(読み:シーマイナー)と書きます。

Cマイナーキーの曲で使える音は「ド」「レ」「ミ♭」「ファ」「ソ」「ラ♭」「シ♭」「ド」って、#とか♭が付いてわかりにくい!

という人もいるかと思います。僕ですね。

そんな人のために、偶然にもKey=Am(エーマイナー)であれば、その曲で使える主な音は、ちょうどドレミファソラシドを「ラ」から初めて一周した「ラシドレミファソラ」になります。#も♭も無い。これならわかりやすい。

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作るのが面倒なのでピアノ鍵盤バージョンは省略

つまりCメジャーキーとAマイナーキーは使える音が同じです。
どちらも「ド」「レ」「ミ」「ファ」「ソ」「ラ」「シ」の7種類ですね。

キーって何種類あるの?

前回の通り、音の種類は12種類あります。
では、主なキーの種類は何種類あるでしょうか?

答えは「24種類」です。

なぜなら、12種類の音それぞれを基準として、メジャーキーとマイナーキーの2種類があるので、12×2=24種類です。

一覧表を作成しました。

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音が同じキーがある!

さて、Cメジャーキーは「ドレミファソラシド」から構成されており、Aマイナーキーは「ラシドレミファソラ」から構成されているとご紹介しました。

つまり、CメジャーキーとAマイナーキーはどちらも「ド」「レ」「ミ」「ファ」「ソ」「ラ」「シ」の7種類の音から構成されています。

CメジャーキーとAマイナーキーの様に、メジャーキーとマイナーキーには、構成する音が同じになる組み合わせがそれぞれ存在します。

まとめたものが以下です。

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メジャーとマイナーは表裏一体ということですね。

ただ、構成する音が同じだからとはいえ、それぞれの音の機能は異なります。

主には、複数の音を組み合わせて作る和音の話になりますが、ややこしいので今回はスルーします。

「構成する音が同じでも、その音の役割は同じではないんやなぁ」とだけ漠然と覚えていればOKです。

後々にご紹介しますので、問題ありません。

理解しやすいキーは何?

このサイトでも、または音楽理論について書かれた本でも、理論を説明したり理解したりする際に使用されるキーは「C」または「Am」になることが多いです。

なぜなら、この2つのキーで使える音はどちらも「ドレミファソラシド」なので、#や♭の様な記号が登場しないからです。

そして、ピアノで考えると白い鍵盤だけなので、非常に使いやすいですね。

まとめ

12種類の音の中から作る曲の基準となる音を1つだけ決めたとき、
その音をキー(調)という。

1曲の中で使える音の並び順のルールスケール(音階)という。

キーとして決めた音を基準に「全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音」の順に間隔を空けて、曲中に使う音を選ぶ事を一般的にメジャーキーという。

キーとして決めた音を基準に「全音・半音・全音・全音・半音・全音・全音」の順に間隔を空けて、曲中に使う音を選ぶ事を一般的にマイナーキーという。

主なキーは全部で24種類ある。
その中でもCメジャーキーAマイナーキーは#と♭が必要ないので理解しやすい。

次回はコチラ

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このページで伝えたいこと・キーの中で使われる音と音の幅を「度数」という・キーの中で使われる音の番号を「ディグリーネーム」という 前回、1曲の中で使える音を決める「キー」についてご紹介しました。 [sitecard subtit[…]

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