【初音ミク】オリジナル曲「ONE WAY MY WAY」を投稿しました【5曲目】

5曲目「ONE WAY MY WAY」を投稿しました。

ニコニコ動画(無色透名祭)

Youtube

「ボカロ曲を100曲作ったら作曲上手くなる説」をやっていますので、あと95曲・・・。

ここからどうぞ

先日、ボカロPデビューしました! https://youtu.be/lHtLu7J7J_w?si=ecbaDS6HBoNYs593 んで、他の人の曲とかと聴き比べて思ったことがあるのでまとめてみます。 俺ってマジで才[…]

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曲の概要

この曲はボカロ曲投稿祭「無色透名祭」に応募した2曲のうちの1曲です。

無色透名祭については、以下の記事をご覧ください。

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無色透名祭Ⅱに参加してみました。 こういった投稿祭に参加するのは初めてだったので、訳も分からないまま勢いで参加させて頂きました。 その日記です。 無色透名祭って何? [blogcard subtitle=ここからど[…]

匿名性の投稿祭ということで、せっかくなので自分の目指す音楽性とは少し外れた曲に挑戦してみようと思って作りました。

アップロード順的には5曲目ですが、曲を作ったのは9月中旬。
順番的には「足跡」の次、「乱舞の調べ」「Aged child」の前なので、実質2曲目です。

曲のコンセプトは「パワーコードのカッティング」「ワンコードのイントロ」「Bメロでしれっと転調」「ベースの打ち込みの工夫」

歌詞のコンセプトは「別の感情や考えを片思いの恋愛風にする」です。

曲名は、片思いなので一方通行。つまりONE WAY。ついでにMY WAY。

「一方通行は英語で何という?」という質問に対して、「アクセラレータ」と答える人もいますが、暖かく見守ってあげてください。

学んだ点や要素メモ

・キーはC#(BメロはG#)、テンポは180BPM、音域はG#2〜D#4

・イントロ→Aメロ→Bメロ→サビの順で作りました。
イントロの案はiPhoneのGarageBandで作った後、MacのLogic Proで編集して形にしました。(イントロの草案は下の方に載せてます)
その続きはコード進行をギターのパワーコードで作り、それにベースやドラムを足して、最後にメロディを付ける順番で作っていきました。

・イントロはコード進行をせず、ずっと同じコード(C#)にしました。
クリシェすら使わず本当のC#コードのみで、コード進行に頼らない展開を作ってみる実験です。

・ベースは細かいゴーストノートを入れて、楽しい感じを心がけました。↓

イントロや間奏などは、ずっとこのループです。

・ドラムはスネアとハンドクラップを重ねています。これも楽しさ演出。

・AメロはC#→G#→A#m→D#mの循環です。
いつもならAメロの終わりは、終わった間を演出するためにC#コードにする(G#からのドミナント終止を狙う)のですが、あえてD#mにしたままです。
これは、コードがⅠ度以外でもメロディのみで終わった間を演出できるかの実験です。

ワンパターンの作曲法だとマンネリ化すると思うので。
違和感の少ない曲にできる範囲で、理論を少しずつ崩していく。

結果的にはそれほど違和感がないと感じたので、Aメロの終わりはⅠ度に拘る必要はなさそうです。

・ギターはパワーコードのカッティングです。左右でリズムを変えています。
使用したギターは、歯切れの良さが欲しかったので左右ともにBurnsのCOBRA DX。リアピックアップ(シングルコイル)で録音しました。

・ピアノのコードは裏打ちで跳ねるようなワクワク感を狙いました。

・Bメロは近親調であるG#に転調しました(属調転調)

違和感の小さい近親調え転調しつつ、キャラクタリスティックノート(特性音)的なイメージで、転調元(C#)のキーには無く転調先(G#)のキーにはある音「G」を特徴的に使うことで、ちょっとだけ転調したアピールを狙いました。

・サビはまたC#キーに戻るため、サビの最初のコードはC#なので、Bメロの最後のコードはCmにしました。
半音下のCからC#へ違和感なく戻る試みです。

・ベースは全編打ち込みですが、2回目の間奏でベースが入る時に「ブーン」みたいなスライド音だけは僕が弾きました。
打ち込みでのやり方が分からなかったからです。
ハードオフで3000円で買ったジャンクベースですが、持っててよかった。

歌詞について

・歌詞は全体的に片思い女子的な内容ですが、元ネタは違います。
元ネタは「音楽の才能がないけど諦めずに頑張る」という決意です。

この曲を作る前に書いたブログがコチラ↓

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先日、ボカロPデビューしました! https://youtu.be/lHtLu7J7J_w?si=ecbaDS6HBoNYs593 んで、他の人の曲とかと聴き比べて思ったことがあるのでまとめてみます。 俺ってマジで才[…]

・要するに、歌詞に登場する「アナタ」は「音楽の神様」、「あの子」は「音楽の才能がある人」です。

才能がない自分が頑張って音楽の神様に振り向いてもらおうとしてるけど、神様は才能がある人の方しか見てない。でも諦めたくない。という内容です。

Aメロの綺麗とかわいいとか、オシャレとかかっこいいとか、あれギターの音作りの話です。
アンプの設定とか音作り分からなくて悩んでたからああなりました。

・ではなぜ片思い女子的な歌詞にしたか?ですが、匿名で投稿する無色透名祭なので、自分が好き好んで書かないような歌詞にしたかったんです。

・正直に言うと、僕は何故かラブソングが苦手です。
中学の時に興味を持ったバンドのアルバムを聴いてたら、そのバンドはほとんどラブソングしか歌ってないことに気付きました。
その瞬間、自分の中でそのバンドに対する興味が一気に失われました。それくらい苦手です。

理由はわかりませんが、何故か体がラブソングを受け付けないです。
ずっと聴いてると何かちょっとイライラします・・・。
たまに聴いたり、歌詞を考えずBGM的に楽しむ程度なら大丈夫です。

なので、恐らく自分の意志でラブソングを作ることは無いでしょう。
※もしラブソングを作るのであれば、なにか狙いがあって作っているハズです。

ということで、今回は匿名での投稿なので苦手分野に挑戦する目的でラブソング的な歌詞を作りました。

・ただ、苦手分野にまっすぐ立ち向かって恋愛系の歌詞を作っても、良いものは出来ないと思ったので、別の題材をテーマにしてそれを恋愛風につづってみようと思いました。

という訳で、その時の「音楽の才能がなくてつらい」という心境から膨らませて、音楽への片思い的な歌詞になったのです。

YouTubeにてRTA in JapanでのスプラトゥーンRTA見ながら1時間ちょいで作詞した模様。

もっと集中しろよって話ですな。すんません。

課題

こんなはずじゃなかった

実を言うと、思った通りの曲調には出来ませんでした。実力不足です。
本当は19’s Sound Factoryさんの様な綺羅びやかな雰囲気にしたかったのですが、イントロの段階で元気モリモリになってしまいました。

作り直す時間も気力もなく、ボツにもしたくないので、迷走したまま作り上げました。

→この曲調の反省点をAged childに活かして、ちょっとだけイメージに近づいたと思います。

ただ、事実として狙った曲調が作れなかったというのは致命的です。
なんとかまとめて1曲に出来た点はポジティブですが、もっと研究します。

全体的に音に迫力がない

ギターの音作りも含めて、全体的に音圧が足りない気がします。
アンプシミュレータ買うか・・?
もっと楽器の数を増やしても良かったかも。

あとは、この曲と「乱舞の調べ」を作り終えた後で、「ステレオアウトにNeoverbを噛ます作戦」を思いつきました。

それを試したのが「Rainy Life」で、ある程度の効果はあったかと思います。

それとコンプレッサーやミックス、マスタリングの勉強も必要ですね・・・。

Bメロ転調は必要ないorもっとガッツリ

Bメロで近親調にヌルっと転調しましたが、ヌルっとしすぎてインパクトがないです。

いっそサビでガッと転調した方が、分かりやすくて良いかもしれません。

または、もう少し露骨に転調感を出したほうが面白そう。

ベース音源買った方が良いかも

ホンマはスラップにしたかったんですが、Logic Pro付属音源でのやり方がわからんかった・・・。

そろそろ有料音源も買った方が、出来ることが増えて便利かなぁ・・・。

コード進行は派手な方が良いかも

イントロはコードを進行させていませんが、無色透名祭でウケた他の曲は結構にぎやかにコードチェンジしている印象です。しらんけど。

派手な曲の方がウケるんでしょうかね。もっと動きがあってにぎやかな曲を作っても良いかもです。

総評

曲として成功か失敗かをあえて定義するなら、失敗です。

思った通りの曲調に出来なかった上、無色透名祭での再生回数も最下層だったからです。

つまり、自分も納得できていない上、聴いてくれた人の心にもあまり刺さらなかったということです。

ただ、この曲での反省点はAged childやRainy Lifeに活かせましたし、学べた要素は多いのでポジティブな失敗です。

特に、恋愛ではない感情を恋愛風の歌詞に出来たのは大きいです。作詞の引き出しが増えました。

知見を得たという点においては、成功だったでしょう。

しかも、思った通りの曲調に出来なかった上に苦手な恋愛系歌詞をつけたという、ある意味自分の納得とは程遠い位置に存在する曲でありながら、ある程度の体裁は保てる程度のクオリティに出来たのは良い要素でした。

一番納得できない点はギターの音作りかと・・・。これは要改善。
それが改善できれば曲のクオリティがグッと上がりそう。ワクワクしますね。

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